亀梨和也、KAT-TUNとソロ活動の狭間で悩んだ過去を告白「正直、居心地悪かった」

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亀梨和也、KAT-TUNとソロ活動の狭間で悩んだ過去を告白「正直、居心地悪かった」

エンターテインメントのバックステージに迫る『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME〜時が奏でるリアルストーリー〜』(フジテレビ、毎週金曜25:25~ 各エピソードはFODで配信中)。アイドルグループのKAT-TUNを特集したシリーズの#1「責任」では、4月20日に東京ドームで行われた再始動コンサートに至るまでの過程、グループのキーマンとなる亀梨和也の思いに迫った。

この番組は、1つのテーマに沿って長期間取材し、4週連続でその対象を掘り下げていくドキュメンタリー。シリーズ第3弾は「KAT-TUN再始動 激動の300日」と題し、KAT-TUNに密着取材を敢行した。

2006年に東京ドーム公演でデビューしたKAT-TUNは、従来の品行方正なアイドル像とはかけ離れたワイルドさで人気を博し、デビューシングルの累計売上やデビューライブの総動員数などで、音楽史に残る記録を次々と達成し、世間を驚かせた。しかし、それぞれの個性が際立つがゆえに、様々な理由でメンバーが脱退。当初6人でデビューしたKAT-TUNは、亀梨、上田竜也中丸雄一の3人になっていた。

2016年、3人はグループ存続のための充電期間に入ることを宣言。東京ドームで行われたデビュー10週年記念コンサートで、亀梨は、「これがKAT-TUNを守るために必要な時間だったと絶対に思えるように、それまでみなさん、よろしくお願いします」とファンに語りかけた。

亀梨は、KAT-TUNを継続させる理由について「意地というか美学というか、それは辞めたメンバーに対しても、プライドでもあるのかな、ファンの子たちに対しても。だからこそ自分から崩すようなことしたくないし、美学なんだろうな、KAT-TUNを存続させることっていうのは。責任なのか……」と、自身の思いを告白した。

そして、その思いは具体的な形となる。再始動のコンサートは、KAT-TUNの聖地でもある東京ドーム。セットリストは、グループの歴代のヒットソングが中心。亀梨は、これまでは脱退したメンバーのパートを他の誰かが穴埋めするだけだった楽曲に関して、それぞれの歌うパートなどをイチから見直したいと強く主張。全体ミーティングでは「一回、ちゃんとバランスを見て、ブラッシュアップしてほしい。これから3人でやっていくにあたって。ちゃんと今の3人のグループの方向性が見えたほうがいいな」と発言した。

これまでもリーダーとしてグループをけん引してきた亀梨だが、そこには大きな苦しみもあった。2005年に大ヒットドラマ『ごくせん』に出演し、大ブレイク。さらに、山下智久とのユニットで発売した「青春アミーゴ」は160万枚を超えるミリオンセラーを記録。やがて亀梨はグループで一番年下にも関わらず、リーダー的立場を担うことになる。

亀梨はソロ活動とグループ活動の狭間で悩んでいた当時について、「舞台とかも、KAT-TUNの楽屋があるんだけど、別に"亀梨和也"という楽屋を用意してもらって。一応、座長という形で入っているから。それも正直、居心地悪かったし、でもやらなきゃいけないし」と、思いを吐露。しかし、事務所社長のある言葉が覚悟を決めさせる。亀梨は、「そのときもジャニーさんに、『YOUがここで売れないとKAT-TUN失敗になっちゃうから』みたいな。あ、そういうことなんだと思って、すごい責任を感じて。じゃあ頑張らなきゃと本当に思って」と振り返った。

亀梨の独白に、SNSを中心としたネットも騒然。「亀梨くんの覚悟と責任ってとっても重い。それが核にあって、KAT-TUNが立っているんだなといつもいつも思う」「想像以上だった。あれだけの思いをもってあれだけの準備をして臨むステージ」「亀梨くんの考え方って好き。でも責任とか美学とか自己犠牲がすごいから心配になっちゃうんだけど、それもまたかっこいいというか」など、多くのコメントが寄せられた。

4月19日の全体リハーサルでは、開始4時間前に会場入り。「KAT-TUNというグループを求めてくれるファンの方たちがいて、支えてくれる方たちがいて、そこに対してしっかり向き合う自分でいたい」と語った通り、これまでも妥協のないステージを見せてきた亀梨。翌日4月20日のコンサートでは、「血の通ったものを届けたい」という亀梨の思いから、命綱なしの空中パフォーマンスを披露することになる。番組では、残りの3回で、再始動コンサートの裏側にも密着。また、上田や中丸にもスポットを当てていく。

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