報知映画賞新人賞・南沙良、フジテレビでドラマ初主演!史上最年少ヤングシナリオ大賞受賞作『ココア』

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初主演映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で、第43回報知映画賞・新人賞を受賞し話題の、女優でモデルの南沙良(みなみ・さら/16)が、2019年1月4日(金)23時30分から放送される、第30回フジテレビヤングシナリオ大賞・大賞受賞作『ココア』(フジテレビ系)で、ドラマ初主演を務めることがわかった。南にとって、今作はドラマデビュー作でもある。

フジテレビヤングシナリオ大賞は、坂元裕二や野島伸司浅野妙子らを輩出した歴史ある賞で、第30回の記念すべき2018年は、史上最年少の14歳の女子中学生・鈴木すみれさんが大賞を受賞。執筆当時中学1年生の女子生徒が初めて書いた脚本とは思えないと審査員をうならせ、この度ドラマ化されることが決定した。また、南のほかに、出口夏希、永瀬莉子らの出演も発表されている。

本作は、何のつながりもなく、全く別の場所で日々生活を送っている、3人の女子高校生を主人公とした物語。いじめや両親の不倫など、それぞれが学校生活や家庭で、悩みや後悔を抱えている、3人の少女のオムニバスストーリーだ。誰もが味わったことのあるほろ苦い記憶を思い起こさせるとともに、生きていく希望をあたえてくれる作品となっている。

南は、16歳の高校生・黒崎灯(くろさき・あかり)を演じる。渋谷のハチ公前で出会った売れないギタリスト・雄介と言葉を交わすようになるものの、自分の名前はかたくなに明かさない。しかしある日、“友人”の話として、複雑な家庭環境、そして学校でいじめを受けて孤立している「灯」という少女の話を始める。辛い境遇にひとり苦しんでいた灯だが、雄介と出会ったことである変化が……。

南は、本作の出演にあたり、「ドラマは初めてで、(演じた)灯ちゃんという女の子が自分の中で直前までピントがあっていなかったので、灯ちゃんのことについてずっと考えていました。リハーサルを何度も重ねて、監督ともお話をしたんですが、かわいらしくてちょっと小悪魔の灯ちゃんという女の子が私とかけ離れているので(笑)。どうやってお芝居をすればいいのか探していました。共演者の方と一緒にリハーサルをして、ようやくそこで私の中で灯ちゃんはこういう女の子なんだって気づけて、そこから気持ちが楽になって、演じやすくなりました。灯ちゃんは強がって、自分の中にある芯の部分を隠してしまう女の子なんですが、そこはわかるなって思いました。脚本を中学2年生の鈴木すみれさんが書いたと聞いてびっくりしました! すてきなお話だなと思いながらお芝居をしていました」とコメントを寄せた。

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