加藤シゲアキ「“金田一耕助サンタ”として楽しい時間を」平成最後のクリスマスイブに『犬神家の一族』

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アイドルグループNEWSの一員で、小説家でもある加藤シゲアキが、12月24日(月・祝)21時30分から放送されるスペシャルドラマ『犬神家の一族』(フジテレビ系)で金田一耕助を演じることがわかった。

横溝正史原作の「金田一耕助」シリーズは、日本探偵小説史において金字塔を打ち建てただけでなく、日本映像史においても不朽の名作シリーズ。そんな横溝の作品の中でも史上最高のミステリーと呼び声が高い『犬神家の一族』が、平成最後となるクリスマスイブに放送される。

これまで、石坂浩二古谷一行ら名だたる名優たちが演じてきた「金田一耕助」を演じることになった加藤は、「放送日がクリスマスイブということで、少し早めにサンタさんからプレゼントを頂いたような気分です。なので次は僕自身が“金田一耕助サンタ”として、多くのご覧になられる方々に楽しい時間をプレゼントできるよう、このドラマを盛り上げていきたいと思います」と意気込みを語った。加藤がフジテレビドラマで主演を務めるのは、『0号室の客~Third Story 完璧な男~』以来、9年ぶりとなる。天才勝負師や作曲家、刑事やカメラマンなど、幅広い役を演じてきた加藤だが、ドラマ版第15代目の名探偵・金田一耕助をどう演じるのか注目だ。

以下に、加藤のコメントを紹介する。

――「犬神家の一族」という作品(小説)について

今回、演じるにあたり改めて読ませていただきましたが、「犬神家の一族」が書かれてから40年以上経っているにもかかわらず、今も全く色褪せない物語の求心力に脱帽させられました。ミステリーの様相を呈しながらも、人間の欲と愛憎にまみれた人間ドラマであること、だからこそ今も愛され続ける名著なのだと思っています。何度体験しても楽しいストーリーだと思っていますので、今まで数々放送されてきた「犬神家の一族」を見たことがある方にも、これまで一切「犬神家の一族」に触れてこなかった方にも楽しんでいただけるドラマにしたいと思います。

――名だたる名優陣が演じてきた「金田一耕助」を務めることについて

ここに自分の名前が並ぶことがはばかれるような多くの名優が演じたことを思うと、改めて事の大きさに気が付かされました。役者なら誰もが憧れる有名なキャラクターであることは間違いなく、とてもわくわくしています。どのように金田一耕助を演じたら楽しんでもらえるか、まさに金田一耕助の様に“ぽりぽり”と頭を掻きながら模索しています。過去の作品群に敬意を払いつつ、加藤シゲアキならではの金田一耕助を演じたいと思います。

――意気込みと番組を楽しみにしている視聴者へのメッセージ

金田一耕助シリーズの中でも特に人気である「犬神家の一族」に参加させてもらえることは本当に夢のようです。なにより僕自身、この作品が完成することを一視聴者として楽しみにしています。一見クリスマスイブっぽくないドラマかとは思いますが、むしろクリスマスイブだからこそ、犬神家の一族に訪れる奇々怪々を楽しんでいただければと思います。

<あらすじ>
昭和22年、那須湖畔の本宅にて一代で犬神財閥を築いた犬神佐兵衛が莫大な財産を残し、家族に見守られながら他界した。その遺産の配当や相続者を記した遺言状は、長女・松子の一人息子・佐清が戦地から復員してから発表されることになっており、一族は佐清の帰りを待つことに。佐兵衛は生涯に渡って正妻を持たず、それぞれ母親の違う娘が3人、皆が婿養子をとり、さらにそれぞれに息子が1人ずついたが、対立し合っていた。

数か月後、金田一耕助(加藤シゲアキ)は犬神家の本宅のある那須湖畔を訪れた。犬神家の顧問弁護士を務める古館の法律事務所に勤務する若林から、「犬神家で近々、血みどろの事件が起きるのでそれを防いでほしい」との手紙を受け取ったためであった。那須ホテルを宿泊拠点とした金田一は、湖畔から犬神家の豪邸を臨んでいたところ、犬神家の養女である珠世の乗っているボートが沈みかかっているのを目撃し助けようとするも自らも溺れる間に、犬神家の下男・猿蔵が珠世を救出する。ボートには細工がされており、珠世が何者かに狙われたのはこれで3度目。その後、金田一がホテルに戻ったところ、若林が何者かによって毒殺されていた。どうやら若林は犬神家の誰かに買収され、法律事務所の金庫に保管している佐兵衛の遺言状を盗み見た可能性が。古館の依頼で、金田一は犬神家の遺産相続に立ち会うこととなった。

そんな中、ビルマの戦地で顔に大怪我を負い、ゴムマスク姿で佐清が帰ってきた。佐兵衛の遺言状は古館によって金田一の立ち会いのもと公開されることになる。

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