優香、美しいターバン姿で「フェルメール」特別番組のMC「なぜこれほど人気なのかわかった気がします」

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上野の森美術館(東京都台東区)にて開催中の「フェルメール展」。多くの人を魅了する「フェルメール」にスポットを当てたフジテレビ開局60周年記念番組『史上初!10点の絵画が日本上陸 世紀の天才・フェルメールの罠 〜世界から狙われた名画の秘密〜』が、11月2日(金)19時57分よりフジテレビ系にて放送。この度、吉田鋼太郎とともにMCを務める優香と再現ドラマでフェルメール役を演じる栗原類からコメントが到着した。

現存する絵が世界でわずか35点とも言われている画家・フェルメールの名画に隠された知られざるミステリーを解き明かす本番組。フェルメールのアトリエを模したスタジオには、美術にも造形の深い文化評論家・作家の荒俣宏をゲストに迎え、数々のフェルメール・ミステリーの真相に迫るほか、フェルメールを取り巻く環境や当時のオランダの世相などについてもわかりやすく解説。また、吉田は実際にフェルメールの故郷オランダを訪ね、出身地から、名画が生まれた場所、そして墓場までと、フェルメールのサスペンスフルな軌跡をたどり、ミステリーを解明していく。そして、「フェルメール展」ナビゲーターの石原さとみも上野の森美術館からフェルメール名画の魅力について語る。

オランダ・ハーグにあるマウリッツハイス美術館へ向かった吉田は、「真珠の耳飾りの少女」を前に立ち尽くすし、まるで「恋に落ちたよう」だと心を奪われる。漆黒の背景の前にたたずみ、見る者を見つめ返す1人の少女、その語りかけるような唇……なぜ多くの人がこの絵に魅了され、その“神聖さ”に心を奪われるのか? 世界で最も有名な名画のひとつ「真珠の耳飾りの少女」だが、今年2月、この“少女”がいったい誰なのかという謎に関する大々的な最新調査が行われた。果たして、あの“少女”の正体はいったい誰なのか? 最新調査結果と共に、フェルメール・ブルーと言われる“青いターバン”に隠された秘密を解き明かすほか、荒俣解説でもう一つの大いなる伏線を探る。

また、これまで何度も盗難の憂き目に合ってきたフェルメールの絵画。ボストン・マフィアが仕組んだ史上最大・世紀の美術品盗難事件、とある使命に燃えたベルギー青年が決死の覚悟で盗んだ名画「恋文」、20世紀に欧州を震撼させた巨大テロ組織に狙われ、さらに暗黒街の黒幕までが標的にした「手紙を書く婦人と召使い」。なぜフェルメールの数々の名画はこれほど犯罪組織やテロリストたちに狙われるのか? その謎を解明すべく、吉田はオランダ・アムステルダム国立美術館へ。“アート・テロリズム”の最初の標的となった作品「恋文」を訪ね、フェルメールが狙われる理由を探る。

光にこだわり、光の魔術師と呼ばれるフェルメール。その葛藤の軌跡が残されているのが、初期の傑作「牛乳を注ぐ女」だ。実は、この作品を含むフェルメール作品35点中11点が、同じ部屋で描かれている、ということが判明。吉田は、フェルメールの故郷を訪ね、フェルメールの家の窓から差し込むやわらかいその光を目撃する。 “自然”のリアリズムを追及したゆえの“自然”ではあり得ない非科学的な描写。それは光工学に基づいたサイエンスによって導き出されたものだった!? 「牛乳を注ぐ女」に隠されたフェルメール・マジックを検証するため、スタジオではその情景を完全再現する。

そして、フェルメールは全35作品の半数近くで背景にあるモノを消している! と言われている。そこで番組では、X線データをもとに消された背景を完全再現。今回、初来日となった名画「赤い帽子の娘」の悲しげに見つめる女性の下に隠された驚くべき下絵もX線写真で検証し、その背景に浮かび上がる不気味な真相を探る。死して300年、今なぜ人はフェルメールの名画に心奪われるのか。光の魔術師フェルメールが仕掛けた世紀のトリックがいま解き明かされる。

<優香コメント>
元々、絵画に明るいわけではないので“真珠の耳飾りの少女”ぐらいしか知らなかったのですが、今回、吉田さんや荒俣さんからお話を伺い、フェルメールが仕掛けた罠や、家族関係などいろいろなことを知ることによって、フェルメールがなぜこれほど人気なのかわかった気がします。中でも、フェルメール・ブルーが大好きだったので、実際にスタジオで再現することで、より美しさを実感しました。また、一枚の絵について自分一人で簡潔するのではなく、周りの人たちと意見を交わすことで、より絵画の奥深さを知ることができました。この番組を通じて視聴者の皆さんにもみんなで共有する絵の楽しみ方を味わっていただけたらと思います。芸術というと難しそうだなと思われる部分もあると思いますが、私も皆さんと同じ目線なので、この番組ではとてもわかりやすく、楽しく紹介しています。フェルメールを余り知らなかったという方も、フェルメールが大好きという方も、一緒に謎を解明していく面白さがありますので、この機会にぜひその魅力に触れてみていただけたら、と思います。

<栗原類コメント>
今まではフェルメールの作品は、影があってダークな印象でしたが、今回の展覧会を見て、彼が描く光はより僕らが肉眼で見て感じる明るさと通じるものがあるとわかって、フェルメールの印象が大きく変わりました。是非多くの人にも見ていただきたいです。

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