織田裕二、相棒・中島裕翔の魅力は「しっかりしているけど、たまに抜けているところ」『SUITS』

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10月8日スタートのドラマ『SUITS/スーツ』(フジテレビ系、毎週月曜21:00 ※初回30分拡大)の会見が4日、都内で行われ、主演の織田裕二中島裕翔Hey!Say!JUMP)、新木優子中村アン小手伸也鈴木保奈美が出席した。

本作は初回視聴者数が460万人超を記録した全米大ヒットドラマ『SUITS』のシーズン1を原作としたもので、アメリカのドラマを原作にするのは、月9ドラマでは初の試み。今回、織田が演じるのは、優秀で頭もキレる反面、かなり傲慢な性格で、勝利のためなら違法ギリギリの行為もいとわないエリート弁護士・甲斐正午。そして織田とは初共演の中島が、明晰な頭脳と一度見たものは忘れない驚異的な完全記憶能力を持ちながらも、悪友の影響でその日暮らしのフリーター生活を送る鈴木大貴という青年を演じる。甲斐は、弁護士資格を持たない大貴の経歴を詐称して自らの部下にし、厄介な訴訟を解決していく。

織田は、「最近頭がいい役が続いていて頭が痛いです」と冗談交じりで挨拶。その後、完全記憶能力を持っている役ということで、役の説明を台本通り覚えてきたと自信満々な中島が完璧に自己紹介し終えると、ガッツポーズ。それを見た織田は「早く衣装を着てこいよ」と1人だけカジュアルな服装に身を包んだ中島をいじると、「これ衣装なんですよ! 私服じゃないんです。みんなきまってるのに恥ずかしいんですよね……私服だったら、もうちょっと頑張りますよ」と大慌て。

また、中島は織田とのバディ役を演じるにあたって、「織田さんは、大ヒット作品の要の俳優さんというイメージだったので、『大丈夫かな』と不安だったんです。でも衣装合わせのときに挨拶すると気さくに話してくださったり、待ち時間のときもいじって頂いたりと本当に嬉しいです」と笑顔。織田も「中島くんはすごくしっかりしてて、お兄ちゃんっぽいんですよ。僕が忘れかけているセリフも彼がちゃんと覚えていてくれてますし。かと思えば『えーー!?』っていうくらい抜けているときもあって。そんなギャップが、いっけん天才だけど抜けたところがチャーミングな大貴そのままだなと」と、すでに2人のバディっぷりは健在のようだ。

中村は、「出演することが発表されたときに、私の演じる玉井伽耶子のアメリカ版のレイチェル役のサラ・ラファティさんが、私のInstagramをフォローしてくださって、鳥肌が立ちました。サラさんが日本の『SUITS』を気にしてくださっていることに感動しました」というと、織田は「そのうち一緒にやることになるかもしれないですよね」と原作版とのコラボに期待する一幕も。

甲斐のライバル弁護士・蟹江貢を演じる小手は、「なぜこんなにすごい役をいただけたのか……」と謙遜すると、進行の笠井信輔アナがすかさず「おそらく”顔”採用では」と指摘。すると小手は「プロデューサーからは『やっぱり顔だね~』って言われました。本国のプロデューサーにも、顔合わせで部屋に入った瞬間に『(蟹江のアメリカ版の)ルイスが来た!』と言ってくださったんで、原作好きな方にルイスっぽいと思ってもらえるよう演じたい」と自身の“顔”を武器にしたいとコメント。

記者から、勝利に執着する甲斐の役柄にかけ、他の人に負けないことはと問われた新木は、「まつ毛の長さ」と回答。すると「僕もまつ毛の長さなら負けませんよ」と小手がまさかの待ったの声。メーク時にはビューラーもしているようで「僕、わりと支度に時間がかかるんです。爪もピカピカですし」と女優ばりの準備の長さを明かすと、鈴木は「超かわいいんですよ」と絶賛していた。

そして、『東京ラブストーリー』(1991年・フジテレビ系)以来27年ぶりの共演を果たす織田と鈴木。共演の感想を聞かれると、織田は「うぅーーん……」と深く考え込むも「あっという間といえば、あっという間。でも、会ってみると、すべてが変わっていない」と。鈴木は、「『東京ラブストーリー』のときは、リカとして完治を見るのに精一杯で、“織田裕二という俳優”をちゃんと見れてなかったと思うんです。その後、“刑事の織田さん”や“貧乏人の織田さん”をブラウン管を通して見ていて、共演時ちゃんと見れていなかったのはもったいないことをしたなと長いこと思っていたので、今回はちゃんと見てやろうと思います」と心意気を見せた。

最後に織田は、「アメリカ版は素晴らしい作品で、僕自身もファンになったんですけど、それに負けないように日本のいいところを出せればいいなと思います。全身全霊かけています。1話たりとも見逃さずに見ていただければ、損はさせない」と胸をはった。

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