恋愛ドラマ初主演となる佐々木蔵之介と、中山美穂、藤井流星（ジャニーズ WEST）、黒木瞳らが織りなす、大人の恋が描がかれる木曜劇場 『黄昏流星群〜人生折り返し、恋をした〜』（フジテレビ系、毎週木曜22:00〜、10月11日スタート　※初回15分拡大）の制作発表会見が30日、都内で行われた。藤井扮する、娘の婚約者である弁護士と禁断の恋に落ちてゆく人妻を演じる中山は、撮影を振り返り「だんだん惹かれあうという流れだけど、とにかく親子に見えないようにだけは気をつけなきゃなって思って演じました」と感想を述べた。

弘兼憲史による同名漫画を原作に、脚本を浅野妙子、主題歌を平井堅が担当。人生の折り返し地点にたたずむ男女の切ない運命の恋と、黄昏期を迎える大人たちの姿を描く本ドラマ。佐々木は恋愛ドラマ初主演だが「恋愛ドラマって知らなかったんです。僕はヒューマンドラマだと思ってい演じていたので。周囲から恋愛ドラマって聞いて、逆にどう演じていいかわからなくなってしまって……」と当初は戸惑いがあった様子。「（現実においても）ある日突然自分が恋愛ドラマの主人公になる可能性があるということで、皆さんも僕も同じ」と語り、「（スタッフから）その不器用な感じが（ラブストーリーでは）良さになるとなだめてもらった」と明かした。

一方、中山は、佐々木について「クールなのかなって思っていたら全然おちゃめ。独特の間を持っていて、真面目な顔して実はすごく面白いこと言っていたりするんです」と好印象だった様子。藤井は「4人とも全員複雑なところがある設定ですけど、ふたりになっている時は素直に気持ちを伝えていたりしている。そんな感情をストレートに演じました」とコメントし、「“禁断の”とか、“不倫”とか、世間的にはいろいろとあると思うんですけど、それが実際演じてみると、すごくピュアなラブストーリーにしか見えなくて……。そこがこのドラマの肝なのかなって」と本作に対する見解をしみじみコメント。

佐々木に対しては「すごく渋いイメージ。藤井くんって呼ばれるのかと思っていたら流星って序盤に呼んでくれてそれが嬉しかったです。僕も蔵さんて呼んでいます」と嬉しそうな表情。また、会見には主題歌を担当した平井堅も終盤サプライズ登壇。主題歌の「half of me」について「10年ぐらい前に作った曲。発表していなかったんですけど、脚本を拝読して登場人物の誰もが苦をもってもがいている姿を見て、この曲がピッタリなんじゃないかなって思ったんです」と語っていた。