ドラマ『ポルノグラファー』最終話に称賛「ロス感半端ない」

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春彦は木島の思いを優しく受け止める
春彦は木島の思いを優しく受け止める

竹財輝之助猪塚健太がW主演を務めるドラマ『ポルノグラファー』の最終話が、9月12日(水)深夜にフジテレビで放送。「愛欲と理性の果てに」と題した最後のエピソードでは、木島(竹財)の弱さを知った春彦(猪塚)が、木島からのメールを受け取るところから物語がスタート。それぞれが抱える思いと運命の結末が描かれ、ネット上では、ドラマの描写を称賛する意見や、完結を惜しむ声が続出した。

本作は、丸木戸マキの同名コミックを原作に、男性同士の恋愛を軸に展開するストーリー。大学生の春彦は、自転車事故で右手に怪我を追わせてしまった官能小説家・木島への償いとして、口述筆記による小説の執筆を手伝うことになった。しかし、ある時、春彦はこの口述筆記がすべて木島の”ごっこ遊び”だったことを知る。

実は木島は左利きで、1年近く小説を書いておらず、これまで春彦が口述筆記してきた小説はすべて過去作をなぞったものだったことが判明。木島の紡ぎ出す官能的な世界に浸り、木島への思いを募らせていた春彦は、激昂しながらも「俺は先生の作品が好きだったし、あんたのこともっとよく知りたくて……。好きなんです、木島さん……」とその思いを伝える。

最終話では、木島が深刻なスランプに陥っていることを知った春彦のもとに、木島からメールが届く。そこには、人生を削りながら書いていた小説のこと、スランプの果てない苦しみ、寂しさから利き手の使えないフリをして春彦を騙したことへの謝罪、そして、別れの言葉が綴られていた。

「たくさん嘘をついてきた僕ですが、これだけは真実です。君と過ごしたひと月半、僕は、とても楽しかった」という木島からの一文に、いてもたってもいられず、木島の家へ駆け出す春彦。そこで木島と再会した春彦は、メールは木島が推敲中に送ってしまったものだと明かされ、呆れながらもほっとした表情を見せるのだった。

木島は、憑き物が落ちたような顔で、実家のある田舎で農業を手伝うことを春彦に告げる。そして春彦は、「悪かったと思うなら、最後に俺のために何か書いてくれませんか。どんなに時間がかかってもいいんです」と提案。木島は「本を書けって君、ひどいやつだな」「無理だよ! 本当に、本当に長いこと、1行だって書いてないんだ。でも書きたいんだ! ずっと、ずっと……」と、泣きながら春彦に初めて苦しい胸の内を告白。春彦はそんな木島を「大丈夫ですよ」と、優しく抱きしめる。

そして、唇を重ね、ついに結ばれる二人。物語の最高潮ともいえるシーンに、SNSでは「なんて切ない表情をするんだ」「こんなに美しいキスシーン初めて。涙のあとがこんなにも美しく見えるなんて」といったコメントが寄せられた。

その半年後、就活中の春彦は、本屋の片隅にひっそりと積まれていたある小説を手にし、物語は幕を閉じる。主題歌でもある鬼束ちひろの「Twilight Dreams」が流れる中、これ以上ないくらいの美しい幕切れに、「ラストシーンが美しすぎる」「綺麗すぎる……。俳優さんたちに感謝です……」「うわあああポルノグラファーありがとう……」など、ネット上では、称賛と感謝の声が続出。

さらに、「二人だけの独特の世界観とか音楽とかもう全てが良すぎたなぁ……終わっちゃったんだとしみじみ感じてきている……どうか二人が幸せでありますように」や「これからどうしてくれよう、抜け殻だよ」「これ間違いなしに、しばらくロス感半端ない」などドラマの完結を惜しむ声も上がっていた。

動画配信サービス「FOD(フジテレビオンデマンド)」では、『ポルノグラファー』第1話〜第6話を配信中。また、W主演の竹財輝之助、猪塚健太へのインタビューもFOD限定で配信されている。

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