平井堅の未発表ラブバラードが佐々木蔵之介主演ドラマ『黄昏流星群』の主題歌に決定

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平井堅が、佐々木蔵之介主演の新ドラマ『黄昏流星群』(フジテレビ系、10月11日スタート毎週木曜22:00~ ※初回は15分拡大)の主題歌を担当することが決定。長年にわたり未発表のまま、温めてきたというラブバラード「half of me」が大人の恋愛ドラマを優しく包み込む。

1995年から『ビッグコミックオリジナル』(小学館)にて、ロングランで連載されている弘兼憲史による大ヒット漫画「黄昏流星群」が原作。短編オムニバスとなっている原作の中から傑作の1つと言われている第1集「不惑の星」をベースに、人生の折り返し地点を通り過ぎた男と女が図らずも落ちてしまったあらがえない運命の恋、その恋を取り巻く大人たちの人間ドラマを丁寧に描いていく。主人公のエリート銀行員・瀧沢完治に佐々木、献身的な妻・瀧沢真璃子に中山美穂、そして主人公が恋に落ちる運命の女性・目黒栞に黒木瞳が決定。それぞれに事情を抱え、人生に恋に葛藤し交錯する男女3人を重厚に演じる。

主人公の完治は、入社以来仕事一筋、金融再編などの荒波の中、脇目も振らずこつこつと努力を積み上げ支店長まで登り詰めた銀行員。恋愛の末一緒になった妻の真璃子とも最近では会話が減ってしまったが、平和な家庭生活とまっとうな人生をためらいなく受け入れている。そんなある日、完治は理不尽な理由で取引先への出向を突然命じられてしまう。「なんだったんだ、俺の会社人生は……」と仕事一辺倒だった自分の人生に疑問を抱き始めた完治は、家族に出張と偽り、単身スイスへ。そこで出会った知性あふれる女性・栞と、他人とは思えないほど意気投合する。一方で真璃子も娘の婚約者の男性と禁断の恋に落ちてしまい……。胸の奥にぐっと抑えた3人の“恋”がドラマチックに動き出した時、心揺さぶられる大人たちの物語が幕を開ける。

今回主題歌に決まった「half of me」は2009年7月の平井のコンセプト・アコースティックライブ「Ken's Bar」で初めて披露され、ライブに訪れるファンのみに届けられてきたラブバラードで、未発表のまま約9年以上も温められてきた楽曲だ。平井は「決して1つにはなれないけれど、だからこそ1つになりたいと願う。生きると言う事は空白の半分を、欠損の半分を探す旅なのかもしれない。そんな思いを書きました」とコメントを寄せている。

また佐々木は、「撮影のちょっとした合間、監督にこっそり呼ばれてスタジオの隅へ。タブレットから洩れる小さな歌声。その一角が、柔らかな優しい空気に包みこまれました。平井さんの唯一無二の素晴らしい歌声が、今作を美しく彩り、物語に深みを与えてくださいました。とても幸せです」と喜びを語った。

演出の平野眞は、平井のライブを見た知り合いから「センチメンタル」という曲を紹介され、一瞬にして「アーティスト平井堅」に魅了されたそう。今回の主題歌を聴いて、「想像していた以上に優しいフレーズと心のこもった声が流れてきて、その瞬間、必然的に画面で何を表現し何を演出すれば良いのか教わりました。曲に左右されるのはまれなことで、とても新鮮です」と明かした。

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