沢村一樹ら『絶対零度』クランクアップ「ちょっと本当に泣きそう」

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沢村一樹伊藤淳史本田翼の3人が、月9ドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(フジテレビ系、毎週月曜21:00~)のクランクアップをむかえた。

本作は、『絶対零度』の7年ぶりとなる新シリーズ。元公安のエリート刑事・井沢範人(沢村)率いる、未来の犯罪を予測して捜査する「未然犯罪捜査チーム」通称“ミハン“の活躍を描いている。

潜入捜査やアクションなど、様々な要素を詰め込みつつ、予想のつかない展開が続いた本作は、視聴者からの評価も高く、9月10日(月)の最終回を前に、SNS上では「毎週楽しみにしていたから、終わるなんて悲しい」「最終回を前にすでに絶対零度ロス……」「このメンバーで続編やってほしい!」など、ラストを惜しむ声が寄せられていた。

沢村と伊藤のクランクアップは、最終話のラストシーンとなる作品の一番重要な場面。撮影はかなり緊迫した様子で進んだが、カットがかかると、ふたりは急に立ち上がり、「邪魔なんで……」とセットのテーブルや椅子を片付け、クランクアップの準備をし始める。そんなおちゃめなふたりの行動に、スタッフも大爆笑。沢村はさらに、「こっちの方がきれいに映るかなー?」と、カメラマンに最後のあいさつの位置を確認するなど、現場は一気に和やかムードに。

この日は、サプライズとして撮影のなかった小田切唯役の本田翼も登場。最後は拍手が沸き起こり、監督らがふたりに花束を渡し、無事にクランクアップをむかえたことを喜びあった。

沢村は、「僕は、連ドラのクランクアップのときに必ず言う言葉があるんですけど……。“この現場が今までで一番最高でした”(笑)」と笑わせつつも、「でも、ちょっと本当に泣きそう。スタッフの皆さんは、暑い中大変だなって思っていたんですけど、こんなに楽しかったことないかもしれないっていうくらい、すごくいい現場でした」と撮影を回想。そして、「皆さんが作ってくれた空気は、本当に居心地がよかった! 暑い2018年の夏、本当にありがとうございました。最終回のオンエアを楽しみにしています!」と晴れやかな表情で話した。

また、別の日には、本田もクランクアップ。ドラマ全体のオールアップとなる最後のシーンを撮り終え、「“ミハンメンバー”最後の卒業生となりました小田切唯役・本田翼さんオールアップです!」の声があがると、大勢のスタッフの拍手に包まれながら、本田があいさつを行った。

本田は、「今回初めて刑事役、そしてアクションをやらせていただき、貴重な経験になりました。そしてこの作品を通じて出会えたキャストの皆さん、スタッフの皆さんがとても温かい方ばかりで、とても楽しかったです」とキャストやスタッフに感謝を伝え、「平成最後の夏に素敵な思い出をありがとうございました。皆さん、本当にお疲れ様でした!」と締めくくった。

■『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』最終話あらすじ

井沢(沢村)は、誘拐ビジネスを手がける犯行グループに拉致された山内徹(横山祐)の救出に向かう。するとそこに、ベトナムで死んだはずの桜木泉(上戸彩)の姿があった。桜木はすでに犯人たちを倒して拘束していたが、何故か井沢に銃を向ける。そして「あなたは、ミハンに組み込まれた人間?」と、憎しみの眼差しで井沢にそう告げると、現場から立ち去る。

井沢は、桜木がミハンを知っていたこと、彼女の上司だった長嶋(北大路欣也)が資料課を探っていたことに触れ、何か知っているのか、と東堂(伊藤淳史)に尋ねると、東堂は新たな危険人物を表示する――それは、「桜木泉」。死んだと偽装し、日本に潜伏する彼女は、いったい誰を狙っているのか……?

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