山崎賢人、真っ直ぐな演技に称賛の声「どんどんすごい方になっていく」

公開: 更新:

山崎賢人が主演を務める『グッド・ドクター』(フジテレビ系、毎週木曜22:00~)。次回のクライマックスを前に、第9話は15分拡大で放送。最終章に突入し、小児外科医として着実に成長している新堂湊(山崎)が、難しい病気を持つ患者と向き合う姿が描かれた。

同ドラマは、自閉症スペクトラム障がいを抱えながら、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群の青年・新堂湊が、レジデントとして小児外科の世界に飛び込み、同じ小児外科の瀬戸夏美(上野樹里)や高山誠司(藤木直人)らと共に、子どもたちの命のために闘い、寄り添いながらも成長していく物語。

この第9話では、湊も高山らに小児外科のメンバーとして認められてきたが、病院の経営立て直しの一環として改革案が可決され、小児外科は廃止されるという展開に……。

そんな折、事故で負ったケガの後遺症で入院中の森下伊代(松風理咲)が倒れ、担当の湊と夏美は、彼女の姉の汐里(松井愛莉)に、病状を説明する。伊代には小腸の移植が必要であると説明すると、汐里は自らがドナーになると言う。しかしそれを知った伊代は手術を拒否。担当医の湊は、「いつも治療に一生懸命で、途中で投げ出したりしませんでした。どうして手術をしたくないんですか? 僕には本当のことを教えてください」と伊代の本心を聞き出そうとする。伊代は「先生、見たことあるでしょ、私のお腹の傷……」と切り出す。

一方、高山は脳神経外科の盛岡豊(東根作寿英)からある患者のことで、相談を持ちかけられる。それは、バスケットボールの練習中に頭部を強打して水頭症(※1)を発症し、車いす生活を余儀なくされている高校生・滝川亮平(萩原利久)のことだった。盛岡によると、亮平は腰髄も損傷しており、水頭症が改善しても歩行は困難だろうという。高山は、小児外科のメンバーにまずは早急に水頭症の治療法を見つけるよう伝える。一方、別れた妻・玲香(宮田早苗)との息子である亮平が入院していることを知った猪口は、玲香に他の病院に移るよう勧める。そんな矢先、亮平は発作を起こしてしまい……。

第1話から、着実に医者として成長を続けてきた湊。この第9話では、伊代と亮平に携わる姿が描かれたが、湊が「患者やその家族のことを考えるべき」という高山の言葉を守り、伊代と真っ直ぐに向き合いながら手術を拒む理由を聞いた場面では、インターネット上で「涙腺崩壊」「伊代ちゃんは、湊先生を信頼しているんだね」と反響。なかでも山崎の演技に対し「真摯さとかまっすぐさが心にちゃんと伝わってくる」「どんどんすごい方になっていく」と称賛する声もあがっていた。

伊代と亮平の病状は回復するのか。また、医者になるという夢を叶え、湊が居場所を見つけた小児外科の未来はどうなるのか? 最終回も目が離せない。

※脳脊髄液の循環障がいによって拡大した脳室が、頭蓋骨内面に大脳半球を押しつけることにより、数々の脳の障害を引き起こす病気

PICK UP