池上彰、ビートたけしの暴走を阻止!?関ジャニ∞村上信五の司会ぶりを絶賛

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9月8日(土)18時30分から9日(日)21時54分にかけて『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)が今年も放送されるが、昨年に引き続き、人気番組『池上彰&たけしが見た!世界が映した昭和のニッポン』が参戦することがわかった。

池上彰が解説で高島彩が進行、そこにビートたけし村上信五が加わるスペシャル番組のテーマは「昭和の日本」。ただ単に昭和の歴史を振り返るだけでなく、活気があふれていた戦前の昭和初期から戦争の時代へ、そして戦後の焼け野原からの復興、高度経済成長、バブルへ……と激動の昭和の日本を“世界はどう見ていたのか?”という独自の視点で、貴重映像とともに振り返る。

戦後、日本人の生活を知るために注目したのは、高度経済成長が進んだ昭和36年(1961年)頃、日本人の生活がどう変化したのかを伝えたアメリカの教材。映像では、京都に住むある家族の暮らしを伝えており、魚屋で買物をする女性の姿に、「肉も魚も驚くほど新鮮だ」というナレーション。日本の商店街で売られている品々を驚きと共に紹介しているのだが、この時、たけしは14歳、池上は11歳。電化製品も普及したこの時代、初めて家にやってきたテレビや洗濯機をめぐるたけしの思い出話も飛び出す。そして電化製品とともに家庭の食生活にもある大きな変化が。さらに池上が「物珍しくて行きました」というあるモノが身近になってくるのだが、果たしてそれは何なのか?

また、戦後の民主化は映画界にも大きな影響を与えた。戦前の日本の映画にはなかったある“行為”をGHQが映画に入れるよう指導。映画でのこの“行為”については、たけしも「恥ずかしい!」と。そして池上から急に話題を振られた村上は、真っ赤になってしまう……。いったいどんな行為なのか? さらに戦時中、アメリカの旧陸軍省が制作したVTRを紹介。アメリカから見た昭和天皇、そして日本兵を過激に描くこの映像から、アメリカは敵国の日本人をどのように伝えていたかを池上が解説する。

たけしと村上とは昨年に引き続き、2回目の共演となる池上は、「たけしさんがいつものように暴走するのを、なんとかみんなで食い止めつつ(笑)。なんとか走ってきたという感じですね」と振り返り、村上については、「本当に番組を回すのが見事ですよね。去年も大したものだなと思っていましたけど、一段とこのややこしいジジイ2人をうま~くなだめながらね(笑)」と絶賛した。

番組では「食」についても触れており、自身にとっての「昭和の食」を聞かれた池上は、「中学校1年生の時から毎朝食べていた“丼飯”ですね。丼に山盛り一杯のご飯を食べてましたね。おかずに魚がちょっとくらい」と振り返った。風邪を引いたような時だけ、特別に、当時高級品だった生卵が1個ついたと明かした。戦後も食料不足だったので、我が家は“すいとん”が出ました」と教えてくれた。

最後に、今回番組で何を学んでもらいたいかと聞かれた池上は、「例えば、今、中国からの観光客がいっぱい来て“爆買い”しているでしょ。なにやってるのと思うかもしれないけど、我々がたどってきた道なんだよと。周りの国をみて、“あ~っ!”なんて笑っているけど、実は貧しいところから豊かになる途中経過で、私たちも通ってきた道なんだということを、やっぱり知った方が良い、ということですよね」とアピールした。

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