佐野岳、無精髭姿で生活保護を…判断めぐり半田と京極が対立『ケンカツ』

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佐野岳が、8月14日放送の『健康で文化的な最低限度の生活』(カンテレ・フジテレビ系、毎週火曜21:00~)第5話に出演。無精髭姿で、うつ病だと申告し生活保護を申請する男・島岡光(しまおかこう)を演じる。

本作は、吉岡里帆演じる新人ケースワーカーの義経えみるが、さまざまな生活保護受給者に向き合いながら成長していく姿を描いたヒューマンお仕事ドラマ。生活保護者と向き合う「生活課」に配属されたえみるは、受給者たちの壮絶な人生に直面し、困惑しながらも目の前で困っている誰かのために、汗をかきながら自立への手助けをしていく。

島岡(佐野)は、うつ病であるということ以外は何も話さず、親族による援助が可能かを確認する“扶養照会”も頑なに拒否。えみる(吉岡)は甘えているだけなのではないかと、苛立ちを募らせるが、仕方なく戸籍をもとに島岡の家族のことを調べると、驚きの事実が判明。なんと島岡は、島岡雷(小市慢太郎)という輝かしい経歴をもつ総合病院の院長の息子だったのだ。

父親に収入があると判断した京極は、早速、扶養照会を進めるよう指示するが、島岡が何か人に言えない悩みを抱えているのではないかと考えた半田(井浦新)は、慎重になるべきだと京極(田中圭)に進言。2人の意見は真っ向から対立してしまう。えみるから扶養照会を進めることを聞かされた島岡は、それを激しく拒否。しかし、その理由を明かさないためえみるは「決まりだから仕方ない」と、島岡の希望を突っぱねる。すると島岡はある行動に出て……!? 親子の間に隠された“謎”をえみるは解き明かすことはできるのか!?

島岡を演じる佐野は、「すごく挑戦的なドラマだと感じていて、難しい題材をポップに、そして丁寧に描いている作品だと思っていますので、しっかり役を全うしなければという強い責任を感じました。第5話は愛がある故に問題が起こる家族のお話です。“家族という繋がりが鎖になるのか、絆になるのか”自分でも改めて家族とは何かを考えさせられた回だなと思いました」とコメント。また同じ年で初共演となる吉岡については「難しい役かもしれませんが、頑張ってくださいね! と声をかけてもらって、とても嬉しかったです。吉岡さんのそういうまっすぐな部分がえみるにぴったりだし、面と向かって言ってくれる方はなかなか居ないので、心から頑張ろうと思えました。まさに主役として現場を引っ張っていらっしゃったので、本当に素敵な方だなって思います」と撮影エピソードを明らかにした。

最後に佐野は、「ドラマの中でも第5話は折り返し地点。ラストまで行くための大切な回となっています。えみると同僚、新人のケースワーカーたちが、ようやく仕事にも慣れてきたという中で、新しい壁にぶつかります。1~4話とは違って、第5、6話はえみるを含めたケースワーカーたちと受給者の向き合い方がさらに変わっていきますのでぜひ見て頂きたいです」とアピールした。

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