安達祐実「母親っていろいろ背負って生きているんです」心に傷抱えるシングルマザー熱演

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安達祐実が、8月7日放送の『健康で文化的な最低限度の生活』(カンテレ・フジテレビ系、毎週火曜21:00~)第4話に出演。元夫から受けたDVのせいで、心に傷を抱えるシングルマザーの岩佐朋美を演じる。

本作は、吉岡里帆演じる新人ケースワーカーの義経えみるが、さまざまな生活保護受給者に向き合いながら成長していく姿を描いたヒューマンお仕事ドラマ。生活保護者と向き合う「生活課」に配属されたえみるは、受給者たちの壮絶な人生に直面し、困惑しながらも目の前で困っている誰かのために、汗をかきながら自立への手助けをしていく。

朋美は、えみるの同期・七条(山田裕貴)が担当する受給者で、6歳の娘の育児にも前向きで、働く意欲も高い。しかし、気丈に振る舞う姿の裏で朋美は、“自分はこんなはずじゃない”、“早く働かなければ”と焦りを募らせている。さらに、元夫から受けたDVのせいで心に傷を抱えており、育児の負担も大きく、同年代の女性と自分の境遇を比べては、誰にも言えない葛藤にさいなまれていた。

七条は、自分も母子家庭で育ったことから、一日でも早く就職してもらい、生活保護から脱する手助けをしようと、「頑張りましょう!!」と繰り返していた。それが重荷になったのか、ついに明美は音信不通に。えみるはささいなことから朋美の異変に気が付き、七条に注意を促すが、意見がかみ合わない2人は大げんかに発展してしまう。熱さゆえに、朋美への対応に思い悩む七条に上司の京極(田中圭)がかけた言葉は……?

安達は「ここまでいかなくても、金銭面とか、誰にも協力を頼めない時とか、子育てしていると共感できるなと思うところがありました」と朋美が置かれた境遇に理解を示し、「自分の中に理想の母親像があるのに、そうなれていない、子どもに対する申し訳なさや、かわいそうなことをしてしまっているという罪悪感……。母親っていろいろ背負って生きているんです」と同じ女性として、2児の母親として、演じながら思うところは多かったよう。「この作品は、社会的弱者に焦点を当てていますが、実際に知らない話ではないし、身近にあることだと思いました。人に寄り添っていける作品なので、どの立場の人でも、感動があったり、反省だったり、いろいろ感じられるドラマです」とアピールしている。

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