市川猿之助『ワンピース』に参加!ルフィ役・田中真弓も「全く違和感がなかった」と太鼓判

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歌舞伎俳優の市川猿之助が、8月25日(土)の土曜プレミアムで放送される『ワンピース エピソードオブ 空島』(フジテレビ系、21:00~)に、ゲスト声優として参加することがわかった。猿之助は、空の騎士を名乗る傭兵、ガン・フォールを演じる。放送に先駆けて、猿之助とルフィ役の田中真弓の対談が実現した。

人気の高いエピソードを完全新作で描く“エピソードオブシリーズ”。今回取り上げるのは、空に浮かぶ伝説の島を舞台にした空島編。猿之助といえば、「スーパー歌舞伎II ワンピース」ではルフィをはじめ、ハンコック、シャンクスを熱演。さらに、2015年に冬スペシャルとして放送された『ワンピース アドベンチャー オブ ネブランディア』では、天才策略家のコーメイ役で声優に初挑戦。今回は、それ以来となる2年半ぶり、2度目の参加となる。

猿之助の演じるガン・フォールは、かつて、スカイピアの「神」の座に就いていたが、突如現れたエネルにその座を追われ、空の騎士として脱走者やエネルに逆らった者を陰ながら助けているところ、ルフィたち麦わらの一味と出会う……というストーリー。

猿之助のアフレコには、田中も応援に駆けつけ、すでに収録を終えていた田中が猿之助のセリフ回しに触発され、急遽、ルフィとガン・フォールの掛け合い部分を撮り直すという一幕も。また、収録後には2人の対談も実現した。

さらに、今回の空島編の放送を記念し、昨年夏に放送されて話題を呼んだ、原作20周年記念スペシャル特番『ワンピース エピソードオブ東の海~ルフィと4人の仲間の大冒険~』が、8月17日(金)27時5分からフジテレビ系で再放送される。空島編の放送前に、麦わらの一味結成までの物語を予習しておきたい。以下は、猿之助と田中の対談。

――とても息の合ったお2人ですね。

猿之助:田中さんにお会いするのは、ワンピース歌舞伎を尾田先生と一緒に観に来て頂いて以来ですね。

田中:猿之助さんのことはいつもドラマで見ていましたので、久しぶりという気は全然しないですね。

――久々のアフレコのご感想は?

猿之助:今回はガン・フォール役ということで前任の方がいるということ、また以前演じさせて頂いたコーメイとも変えなければいけないので、そのあたりは難しかったですね。画を見ないと想像もできないので、事前に作り込むというよりは現場で事前に皆さんがアフレコされた声を聞きながらイメージを膨らませました。でも久々のアフレコはやっぱり難しかったですね。画がどんどん進んでいってしまって……慣れません(苦笑)。

田中:限られた尺の中にちょうど納めなければいけないので、独特の難しさがあると思います。でも猿之助さんはパパっとコツをつかんで進めていらっしゃったのでさすがですね。

猿之助:もちろんアニメと声優といってもお芝居ですから、共通する部分もたくさんあります。本当だったらキャストが一同に会して演じたい部分もありますが、色々事情もありますからね。

田中:今日は来て良かったですね。猿之助さんの声を聞いて、掛け合い部分の撮り直しもできてすっきりしました。ガン・フォールは年齢的にはおじいちゃんですが、全く違和感がなかったですよね。

猿之助:僕らは年齢差がある方が等身大よりもやりやすいんですよ。おじいちゃんとか妖怪とか(笑)。

――猿之助さんにとって『ワンピース』とは?

猿之助:ワンピース歌舞伎は、僕が死んだら確実に代表作として上がってくる作品だと思っています。その特別な作品である『ワンピース』の総本山であるアニメにこうやって2度も出演させていただくことができて、本当にうれしく思っています。

――今作の見どころは?

猿之助:ものすごい壮大なストーリーである“空島編”を2時間にギュッと凝縮される訳ですから、忙しい方も、以前の空島編を見逃された方も、まずこの物語を見て魅力を知っていただきたいですね。どこを切っても名場面だらけです。今回見て頂いて、もっと詳しく見たくなった方はぜひDVDBOXで! 『ワンピース』を初めて見るという方にもおすすめです。

田中:見どころはもちろん、ガン・フォールですね。その他にも、過去作品を短くまとめるとどうしてもダイジェストっぽくなって感動が半減してしまうところもあるかと思うんですが、この作品は短くなってもそういった違和感が全くないんです。あの長いシリーズをよくぞまとめたな、と。空島編は本当に長いので、もしかすると過去の放送では途中で見なくなっちゃったという人もいらっしゃるかもしれません。そういった方にももう一度今作を見て頂き、改めて空島の大冒険を楽しんでいただければうれしいです。

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