高橋一生、10月ドラマ『僕らは奇跡でできている』で変わり者の大学講師役

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俳優の高橋一生が、10月からスタートする新ドラマ『僕らは奇跡でできている』(カンテレ・フジテレビ系、毎週火曜21:00~)の主演を務めることがわかった。高橋にとっては、本作が民放ゴールデン・プライム帯の連続ドラマ初主演となる。

本作は、草なぎ剛主演『僕の生きる道』シリーズや『フリーター、家を買う。』『フラジャイル』などを手掛けた脚本家・橋部敦子によるオリジナル作品。高橋が演じるのは、生き物のフシギに目がない“変わり者”の大学講師・相河一輝(あいかわ・かずき)という人物だ。

一輝は、大学時代に師事した教授の勧めもあり、半年前から大学講師としての生活をスタートさせる。教えるのは、動物の行動を研究する“動物行動学”という分野。しかし、大好きな生き物のことになると、他のことには目もくれず没頭してしまうため、大学のルールを守ることができずに叱られてばかり。授業も、学生に課題を出してそれぞれの意見を発表させるものの、「正解はわからない」と言い放ち、学生たちを困らせてしまう。

不得意なものは先送りさせるし、空気が読めず、時間やルールも守れないが、その一方で、常識や固定観念にとらわれない、ユニークなものの見方をする一輝。周囲の人々はそんな彼の言動に戸惑い、ときにいらだちながらも、自らの価値観を大いに揺さぶられていくのだった。

高橋は、今回の役に対して、「一輝は、“自分の世界を大事にしているところ”が似ていますし、とても興味深い世界観なので嬉しく思っています」と自身との共通点を指摘。さらに、「現代では、“足りない”という感覚が、多くの人達を突き動かしているように感じます。一輝は、そういったものから少し外れている人間です。この作品は彼の成長譚ではなく、彼の生き方を通して“足りている”という豊かな気持ちを、僕自身改めて気付き直していきたいですし、決して説教臭くなく、ある生き方の一例と共に皆さんにお届けできたらと思っています」と意気込みを見せた。

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