佐藤仁美「希代の悪女」福田和子役を熱演!長男にも独自取材を敢行

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佐藤仁美が、8月2日に放送される坂上忍の冠番組『直撃!シンソウ坂上』(フジテレビ系、毎週木曜21:00~)のドキュメンタリードラマで、1982年に起きた「松山ホステス殺人事件」で日本中を騒がせた強盗殺人犯、福田和子・元受刑者を演じることがわかった。また、福田の長男を森永悠希が演じる。

同番組は、世間を騒がせた「人・事件」などの“今”に、坂上をはじめとしたジャーナリストリポーターたちが追跡&直撃し、真相を突き止めていくジャーナリズムバラエティ。今回は、1982年に起きた「松山ホステス殺人事件」にスポットをあてる。番組では、彼女の長男に長期間にわたって独自取材を敢行し、長男の証言に基づいた「母・福田和子」の物語をドキュメンタリードラマとして制作。

物語は、福田が逃亡する日の朝からスタート。それは、家族そろってのいつもの朝食の風景であったが、唐突に福田が「ママ、用事があって遠くに行くけん、しばらく会えんけんね」と語り出したという。この日の夜から14年11か月(5459日間)にもわたり、整形手術で顔を変え、およそ20もの偽名を使いながら逃亡生活を続けた福田。母の突然の失踪により、祖母の家に引き取られることとなった長男ら子どもたち。福田の事件を報じるニュースを目に触れさせないよう、祖母からはテレビを見ることを禁じられたが、長男は何かおかしい空気を感じ、夜中にこっそりとポータブルテレビを見て母の事件を知ることに……。

その後、長男は福田とひそかに再会し、共に暮らし始める。福田は地方都市である男性とスナックで知り合い、男性が妻と離婚すると内縁の妻となっていた。彼女自身の手記で「神様はどんな運命を私に与えたのか、一番最後に一番よい人とめぐり合わせてくれて」と書いているように、ここでの親子そろってのおよそ3年間の生活は、彼女にとってとても幸せなものだった。しかし、そんな生活も長くは続かず、警察に追われた福田は、長男のもとから去ってしまう。ホステスを殺害した際に、夫から何度となく自首を勧められても拒み、逃亡生活を送ることを決断した福田。絶対に刑務所には入りたくないという決意の裏にあった、悲しすぎる過去とは一体? そして、警察による執念の追跡と、時効21日前の劇的逮捕の舞台裏もドキュメンタリードラマの中で克明に描いていく。

世間に「希代の悪女」と呼ばれた福田と、子どものころに突如失踪され人生を振り回されながらも彼女のことを「尊敬できる母親」と言い切る長男。他者には到底理解することのできない複雑すぎる親子関係の“シンソウ”にも迫る。

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