藤井流星、中山美穂と禁断の恋に落ちる役に挑戦「ハードルは高い」

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佐々木蔵之介が初の恋愛ドラマ主演を務める『黄昏流星群』(フジテレビ系、10月スタート、毎週木曜22:00~)。佐々木、中山美穂黒木瞳らが織り成す“大人のラブストーリー”として早くも注目を集める中、この3人に加え、藤井流星(ジャニーズWEST)、石川恋礼二中川家)、八木亜希子小野武彦ら豪華レギュラー共演者が決定。藤井は、中山を相手に“禁断の恋”に身を投じる役どころに挑戦する。

本作は、1995年から『ビッグコミックオリジナル』(小学館)にて、ロングランで連載されている弘兼憲史による大ヒット漫画「黄昏流星群」が原作。短編オムニバスとなっている原作の中から傑作の1つと言われている第1集「不惑の星」をベースに、人生の折り返し地点を通り過ぎた男と女が図らずも落ちてしまったあらがえない運命の恋、その恋を取り巻く大人たちの人間ドラマが丁寧に描かれていく。佐々木は、主人公のエリート銀行員・瀧沢完治、中山は献身的な妻・瀧沢真璃子を、黒木は、主人公が恋に落ちる運命の女性・目黒栞をそれぞれ演じる。

今回、藤井が演じるのは有能な弁護士・日野春輝で、主人公の一人娘・美咲(石川)の婚約者だ。ある日、美咲を訪ね瀧沢家までやってきた春輝は、庭先でバラの棘で指をケガした美咲の母・真璃子(中山)と出会う。初めこそ美咲の母として接していたが、夫との離婚を考え始めた真璃子の相談に真摯に乗り、ひょんなことから親しく接していくうち、彼女に惹かれる自分に気付く。一方、真璃子も人生に立ち止まり悩んでいた時に、はっきりと自分の存在を肯定してくれる春輝を心の支えに思い始める。紳士的な彼の言動に心ときめき、ふとした触れあいに鼓動が高鳴り始め……。娘の婚約者ということで感情に蓋をする真璃子だが、春輝と美咲の結婚にはある秘密があり、思わぬ展開に進んでいく。藤井は、『ミス・パイロット』(2013年10月期)でお調子者のパイロット候補生や、『ようこそ、わが家へ』(2015年4月期)でのストーカーなど、個性的な役どころを数々演じてきたが、王道のラブストーリーで恋愛する役を演じるのは今回が初。

今回の作品について、藤井は「こんなに複雑な人間関係を描くドラマは中々ないと思います。主人公は海外で出会った女性と、僕は婚約者の母親と恋に落ち、その婚約者にも秘密がある。人間模様の濃いドラマです。毎話ごとに気になる展開があるので見逃さずに見て欲しいですね」とコメント。自身の役柄については、「ある意味、少女漫画みたいな一面もあるので、そういう面にも期待してもらえたら、と思います。自分としては初めての役柄で挑戦がたくさんあり、しかもお相手が中山美穂さん! ハードルは高いです。この作品はいろいろな世代の人から見てもらえるドラマだと思いますし、僕は僕なりに自分の世代を引っ張る思いで、頑張って蔵之介さんについていきたいです」と語っている。

石川が演じる春輝の婚約者・美咲は、大手商社に勤務し、これまで一度も両親に心配をかけたことのない、しっかりしたタイプの一人娘だ。仕事一筋で家庭をあまり顧みてこなかった父・完治には反発しているものの、母・真璃子とは一卵性母娘のように仲良し。そんな彼女が結婚で家を出ることで、真璃子に大きな衝撃を与えるが、美咲は母にも言えない大きな秘密を実は抱えており、さらに大きな衝撃を瀧澤家にもたらす。

この他、礼二は、完治の出向先の物流会社“荻野倉庫”の財務総務課長・川本保役。仕事のできる優秀な男で、フォークリフト乗りから、経理課長まで上り詰めた現場叩き上げ。その実、部長の椅子は銀行出向組が座るということに不満をもっており、完治に対してつらく当たってしまう、という役どころ。八木はバツイチの翻訳家・水原聡美役。真璃子と大学時代からの女友達で、おしゃべりで快活なその性格から、真璃子にとっては良き話相手。そして小野は、完治の行きつけの居酒屋「一番星」の大将・徳田和夫役。左遷出向を打診された完治が茫然自失でさまよった末に辿り着いた居酒屋で、完治の運命の女性・栞を連れて行くようになる。実は、大将は原作の別のエピソードの登場人物をモチーフにした役柄であり、完治の心の声を聞いてあげられる唯一の相談相手。佐々木との濃密な芝居合戦にも期待が高まる。

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