昭和の大投手・江夏豊、石橋貴明のラブコールで『たいむとんねる』出演

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昭和の大投手・江夏豊が、5月28日(月)23時から放送される『石橋貴明のたいむとんねる』(フジテレビ系)に出演することがわかった。

同番組は、忘れかけていた「日本のちょっと前の話」に詳しい石橋貴明ミッツ・マングローブが、「勝手に語り継ぎたいアレコレ」をゲストと共に掘り起こし、「あ~、あったねぇ~! 懐かしい~」という思いを共有するトークバラエティ。

石橋と江夏は、1990年代から1900年代にかけていくつかの番組で共演しているが、フジテレビ系バラエティ番組での共演は、とんねるずがMCを務め、有名人・芸能人の所持品や彼らとの共演をオークションの対象にする『とんねるずのハンマープライス』(1995~1998年放送/関西テレビ)にまで遡る。「江夏豊が草野球のリリーフで21球だけ投げてくれる権」をオークションにかけた企画に、江夏が出演(1996年6月15日放送)して以来、バラエティ番組としてはおよそ22年ぶりのフジテレビ系での共演となった。「『たいむとんねる』で是非とも野球について語りたい」と希望していた石橋の熱烈なラブコールにより、めったにない江夏のバラエティ番組への出演が実現することとなった。

今回のトークテーマは、「伝説だらけのアウトロー投手・江夏豊」。高校時代からプロ入り間もない頃の仰天エピソードや懐かしい話が江夏の口から次々と語られ、石橋もミッツも大興奮。「タカさんがどうしても聞いてみたいあのシーンの裏側」というコーナーでは、1968年にシーズン最多奪三振記録354個目を王貞治から奪った時の胸に秘めた思い、1971年のオールスター戦での9者連続奪三振記録を打ち立てた時の心境、1979年の日本シリーズ最終戦の伝説「江夏の21球」での真実、そして親友・衣笠祥雄との知られざるエピソードが明かされる。

また「江夏豊の都市伝説」というコーナーでは、元阪神タイガース・田淵幸一、川藤幸三からの貴重な証言もVTRで飛び出し、「試合後に甲子園から名古屋に消える」「前球団の後輩はデッドボールで片づける」などの“都市伝説”の真偽にも迫る。野球愛にあふれる石橋とミッツに心を開き、次々と貴重な逸話を披露してくれる江夏のトークは、野球ファンならずとも必見だ。

収録を終えた江夏は、石橋について「とてもしゃべりやすい方ですね。僕はもともとしゃべるのは得意でも好きでもないタイプですから、こういう(トークバラエティ)番組では司会の方次第でうまくしゃべれるかどうかが決まってきます。石橋くんの大好きなところは、こよなく野球が大好きで、野球を正面から見てくれるところなんですね。僕は野球しか能のない男ですから、その野球を面白半分で扱われると、しらけてしまうんですよ。でも彼は本当に正面から野球を語ってくださる。だからこちらも素直にしゃべれるんですよね。4月23日に僕の親友(衣笠祥雄氏)が亡くなりましたが、そのことをもっと聞かれるんじゃないか、聞かれたらどうしようかな、また涙が浮かんでくるんじゃないかと思ってましたが、そこも石橋くんの気配りで“江夏の21球”の中の出来事としてさり気なく触れてくれて、助かりました」と語っている。

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