エスムラルダ、東出昌大の「萌え袖」にキュン!『コンフィデンスマンJP』

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みなさん、こんにちは。アタシの名はエスムラルダ。新宿二丁目を中心に活動している、テレビドラマが大好きなドラァグクイーンだよ! さて、みなさんは2018年4月期の月9『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系、毎週月曜21:00~)をご覧になっているかしら。

コンフィデンスマン(信用詐欺師)のダー子(長澤まさみ)、真面目で小心者のボクちゃん(東出昌大)、百戦錬磨のベテラン・リチャード(小日向文世)が、悪徳企業のトップなど、弱者を餌食にする金の亡者たち(ターゲット)に手の込んだ罠を仕掛けて信用させ、金を騙し取る……というこのドラマ。大好きな脚本家・古沢良太(こさわ りょうた)さんの作品ということで、放送が始まる前からとにかく楽しみにしていたんだけど、期待を裏切らぬ面白さ!

現時点で第6話までの放送が終了し、視聴率は9%前後(※)で推移しているけど、残り数回、もっともっと盛り上がってほしいので、今回はアタシが独断と偏見だけで選んだこのドラマの魅力ベスト3を、みなさんに紹介するわ!※ビデオリサーチ調べ、関東地区参照

●第3位 東出くんがひたすらかわいい。

このドラマ、長澤まさみちゃんのテンション高めなコメディ演技と毎回の変装(コスプレ)が話題になっていて、たしかにそれも魅力の一つなんだけど、アタシ的にはなんといっても、東出くんのかわいさを推したい!

実はアタシ、連続テレビ小説『あまちゃん』(NHK)で最初に東出くんを観たときに「なにこの子、かわいいッ」と思ったものの、その後、さほど興味が持続しなかったの。とっとと結婚しちゃったし(オカマ、移り気)。それなのに、5年も経ったいま、(自分の中で)第二次東出ブームが起こるとは思いもしなかったわ!

でもそれくらい、今回の東出くんはかわいいの! 役柄的にはちょっとイライラさせられるんだけど、あの独特の声とセリフ回しが、今回はプラスに働いてる感じ。そしてなんといっても、ドラマ内で着ているパーカーの萌え袖(袖部分が長く、手を覆っている状態)っぷりがたまらん! 衣装さん、よくわかってる&いい仕事してはる。

てか東出くん、あれで三児の父親って、なんなの……。あーん、東出くんの子どもになりたい!(ババア錯乱)

●第2位 小ネタがやたら盛りだくさん。

いろんな映画やドラマのパロディをはじめ、小ネタが多いのも、このドラマの魅力よね。中でもアタシ的にツボだったのは、第5話での山田孝之の無駄遣いっぷり。山田くんは「ハリウッドをうならせた天才特殊造形師」という役だったんだけど、出演時間はたった1分! そしてセリフも「どうも。ジョージ松原です」「僕は、仕事は選ばない主義だから」の2つだけ。で、ボクちゃんが山田くんに「こんな仕事引き受けていいのか?」「あんたは絶対に仕事を選んだ方がいい」と言うの。なんて正しい山田孝之の使い方……。

あと、第4話のターゲットの会社の商品が第3話に出てきたり、第3話でダー子が描いたヘタクソな絵が、第5話の舞台となる病院に飾られていたり、回を超えての設定や小道具の使い回しがあったりするので、観返すたびに新たな発見がありそう。

●第1位 脚本のひねりがききまくっている。

『リーガルハイ』『デート~恋とはどんなものかしら~』などを手がけた古沢さんの脚本に共通しているのは、徹底的に「予定調和」を排除し、「常識」を覆すところ。「普通だったらこういう展開になるよね」というこちらの予想を軽々と裏切ってくれるんだけど、それがとても心地いいの!

そして今回ももちろん、そのテイストは健在。ダー子たちのターゲットになるのは基本的に「悪い奴」ばかりなんだけど、悪い奴には悪い奴なりの事情や思いがあったり、悪い奴の餌食になった……はずの「弱者」が意外としたたかだったり。でも「うんうん、人間ってそういうもんだよね」と、深くうなずいちゃったりするのよね。

またオチのつけ方も、「詐欺に成功し、ダー子たちはたっぷりお金を手に入れ、悪い奴は懲らしめられる」という王道パターンから、「経費がかさみすぎて、ダー子たちの利益ほとんどなし」「ターゲットが、騙された代わりに新たな生きがいを見つける」といったパターンまで幅広いんだけど、いずれにしろ「ああ、観てよかったァ」という気持ちにさせてくれる「何か」が必ず用意されているのがすごい!

というわけで、ぜひぜひ観てほしい『コンフィデンスマンJP』。基本的に一話完結なので、途中からでも十分に楽しめるけど、小ネタをよりしっかり味わうためにも、TVer(ティーバー)などでチェックして!

(文・エスムラルダ)

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