メインキャスト、メインスタッフは全員平成生まれ!岡山天音主演ドラマ『平成物語』

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メインキャスト、メインスタッフ全員に平成生まれを迎え、平成という時代にフォーカスを当てたスペシャルドラマ『平成物語』(フジテレビ)が、3月23日(金)、30日(金)の2週にわたって24時55分より放送されることがわかった。

完全オリジナルストーリーの本作は、平成元年生まれの青年を主人公に、1989年から2018年までの約30年の月日を、若者たちが笑い、悩み、涙し、そして恋をしながら生きていく姿を活写する青春群像劇。主演の岡山天音をはじめ、共演の松本穂香片山友希と人気急上昇中の若手俳優が集結。全員が初共演かつ平成生まれという新鮮な顔ぶれとなる。岡山にとっては、本作が民放ドラマ初主演となる。また同時に、脚本、監督、音楽、カメラマン、照明、美術、プロデューサーといったメインスタッフにも、全員平成生まれのクリエイターが揃った。

岡山が演じる平成元年生まれの主人公・平成(ヒラナリ)は、流されやすく優柔不断な性格。サッカー選手やミュージシャンなどの夢を抱き、どこにでもある平凡な田舎で育つ中、東京に強い憧れを持つようになり、大学進学を機に上京。しかし勉学にはあまり身が入らず、大好きな音楽にのめり込み、もっぱらバンド活動とバイトに明け暮れる日々を過ごす。

今回の出演について、岡山は「平成生まれのスタッフ、キャストが軸となってドラマを作り上げるというスペシャルな企画に主演でお話を頂き、とても嬉しかったです。ヒラナリという役の痛みを、精一杯味わおうという思いで撮影に挑みました」とコメント。また「初めて脚本を読んだ時、加藤拓也さんの書く台詞の生々しさにハッとさせられました。まるで僕らの人生みたいなヒリヒリしたドラマになっていると思います。今の自分を重ねて目を覆いたくなっても、明日を生きる希望を見出して欲しいです」とメッセージを寄せる。

そして、松本が演じるヒラナリと幼なじみの結(ユイ)は、天真爛漫で自然と周囲を明るくする性格。結とヒラナリは、互いに好意を抱きながらも、うまく表現できずに幼なじみの関係から進めずにいる。デザインを学ぶ地元の短期大学に進学した後、就職活動のため上京。そこでヒラナリと再会する。松本は「監督もキャストもスタッフもほぼ平成生まれという攻めの姿勢が、斬新ですごく面白いなと思いました!」と語る。

また、片山が演じる紡(ツムギ)は、聞き上手で自分よりも他人を尊重する気質で、ヒラナリとは半同棲をしているものの、明確に「付き合って」と言ってくれないヒラナリに一抹の不信を感じている。片山は、「まず初めに驚いたのは、監督が1つ年下ということでした。そして他のスタッフの皆さんも平成生まれの方が多く、同世代が集まって1つの作品を作っていくことにとてもワクワクしました! なかなかこういうチームで作品を作ることはないと思います。これが平成パワー! ぜひ見てください!!」と力を込める。

なお監督は、テレビドラマ初監督となる平成9年生まれの松本花奈。「“変化”することはすごく怖いことだと思います。恋人じゃなくなった瞬間に突然敬語で話しかける、大好きだった元恋人。就職して忙しくなって携帯を変えたら電話帳から消えて、今じゃ電話番号すら分からない、自分の秘密を初めて打ち明けた学生時代の友人。一回り小さくなった気がする、昔はスーパーマンだと思っていた両親。大抵の思い出は美化されて保存され、昔は良かったという思いに変わっていくけれど、でもそれでも、時間は止まることはなく、時代はどんどん変化していきます。だから、そういう人生に必ず訪れる“変化”を受け入れることができたらもうちょっとだけ、今を一番楽しく生きられるんじゃないかと思い、(全員じゃなくて良いから、一人でも良いから!)誰かの心に少しでも伝わったら良いなと思って創りました」と、作品に込めた思いを語る。

企画・プロデュースを手がけた橋爪駿輝(フジテレビ編成部)は「2019年に平成が終わる。そんなニュースを見た時、自分が生まれたこの平成はどんな時代だったのかをふと思い返していました。きっとみんな、どの年の平成にも各々思い出があります。こと平成生まれにとっては、平成=人生そのものだな。だとすれば、そんな平成を生きた誰かの人生を描くことは、平成という時代そのものを描くことに繋がるのではないかという、素朴な思いつきから企画しました。この平成物語の登場人物たちが、みなさんにとっての平成の一部になったらステキだなと思います」と語っている。

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