『海月姫』意外な層にグサッ!最終回に「気がついて」期待の声

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『海月姫』意外な層にグサッ!最終回に「気がついて」期待の声

芳根京子主演のドラマ『海月姫』(フジテレビ系、毎週月曜21:00~)が、3月19日にいよいよ最終回を迎える。東村アキコの同名漫画を原作とする本作は、クラゲをこよなく愛するオタク女子の月海(芳根)と、女装美男子の蔵之介(瀬戸康史)、その弟で童貞エリートの修(工藤阿須加)の三角関係の結末が、どのように描かれるのか視聴者の間では注目が集まっている。

しかし、ネットニュースでは、テレビ視聴率低迷の記事が目立ってしまい、その放送内容にまでスポットライトが当たるには至らなかった。視聴率で苦戦を強いられているのは事実だが、5日に開催されたフジテレビの4月期編成説明会で「『海月姫』は、FODやTVerの無料キャッチアップサービスで好評を博している」と公表され、SNSでも放送される度に話題になるなど、視聴率とは違った評価を受けているのもまた事実だ。

人気の中心はティーン(13~19歳)やF1層(20~34歳の女性)になるが、番組広報によると、意外なことに50代の女性からも大きな支持を受けているのだとか。そこで今回、同局では、50代女性を中心にした番組ファンによる座談会を開催。一体何が彼女たちの心を射止めたのかを探った。

最初の話題は、どうして『海月姫』を見ることにしたのか。主婦の原田さんは、瀬戸や工藤、要潤といった俳優陣に興味があり、女装男子や童貞エリート、イケメンすぎる“謎の運転手”といった超個性的な役柄を毎週楽しみにしているのだとか。特に、瀬戸演じる蔵之介へ注がれる視線は熱く、看護士の細川さんは「蔵子(女装する蔵之介)が美しくて、第1話の女装姿に衝撃を受けた」と熱弁。また、23歳の娘がいるという会社員の茅野さんは、蔵之介のシャワーシーンを見ていた娘が「うわぁ、綺麗」と感嘆の声をあげたことでテレビに目を奪われ、「肉体美が素敵でシャワーのシーンはドキドキしてしまった」というエピソードを紹介。「普段ドラマをあまり見ない娘と一緒に見る、唯一のドラマができて良かった」と笑顔を見せた。

また、原作や映画との違いを楽しみにしていると言う声も。映画を観たという主婦の林さんは「連続ドラマになったときにどのように違いがあるのか興味を持った」と語り、細川さんは、ドラマが始まってから原作を全て購入し、「ドラマと一部違うところがあるので、それがどのように展開していくかが楽しみ」と話した。

19日に迎える最終回については、「月海が蔵之介の気持ちに気付いて欲しい」という声や「弟思いの蔵之介に上手くいって欲しい」という声が目立ったものの、蔵之介・修兄弟が抱える複雑な関係には「切なくなる」「どちらの気持ちもわかる」と母親目線で2人を応援する姿も。

さらに座談会を通して「蔵之介推し」と断言し続けた茅野さんでさえも、イタリアを訪れた修が、月海にプロポーズするために現地のガラス職人に依頼して作成した“クラゲの指輪”には心を掴まれたという。実はこの指輪、劇中で「超絶ダサい」と評され、ネット上でも話題になった象徴的なアイテムなのだが、「あれを出されたら、修に心移りしちゃいそうになるくらいインパクトがあって、全然ダサくなかった」と語り、兄弟それぞれの持つ魅力が、50代女性の心を射止めている姿が浮き彫りになった。

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