濱田祐太郎が『R-1ぐらんぷり2018』王者に!同期のゆりやん下す

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史上最大の“ひとり芸日本一”決定戦『R-1ぐらんぷり2018』の決勝戦が6日、都内で行われ、濱田祐太郎が本大会7度目の挑戦にしてピン芸人の日本一に輝いた。濱田は視覚障がい者としてのハンデを乗り越えての優勝となったが、「視覚障がい者として勝てたということより、漫談でここまで来られたことの方が嬉しい」とコメント。「しゃべりだけでここまで来られたことが信じられないです。裏では、チーフマネージャーのほうが混乱していました」と感想を述べ、笑顔を見せた。

今回は、史上最多の3795人がエントリー。その中からルシファー吉岡、カニササレアヤコ、おいでやす小田、おぐ、河邑ミク、チョコレートプラネット・長田庄平、ゆりやんレトリィバァ、濱田祐太郎、紺野ぶるま、霜降り明星・粗品の10人のファイナリストと、敗者復活戦を勝ち上がった霜降り明星・せいやとマツモトクラブを加えた12人によって行われた決勝戦。最終決戦ではおぐ、ゆりやんレトリィバァ、濱田の3人の戦いになったが、見事にグランプリを奪取。賞金500万円を手にすると、「誰も盗るなよ!」と満面の笑みを見せた。

生放送後、会見に応じた濱田はゆりやんとおぐをねぎらい、「2人ともめちゃめちゃ面白かったし、僕は途中噛んでしまったので、僕だけはないと思っていたんです。信じられない気持ちです」と驚きの表情。ゆりやんはNSCの同期でもあるが、「NSCの頃からゆりやんは選ばれた優秀な方だけのクラスにいて、別格。上の存在でした。同じ舞台に立ったのが嬉しいくらい。でも、ゆりやんだから勝てて嬉しいとかそういう特別な感情はないです」とコメント。

視覚障がい者として漫談に挑戦する上で、工夫している点については「心がけていることはなるべくわかりやすい話にすること。障がいについて話すので伝わりにくい部分もあると思うので」と紹介。賞金の使い道を聞かれると「貯金します」と即答し、ネタの中では自分は扱えない車を買ったり、3Dメガネを買ったりしたいと煽ったことを振り返りつつ、「車は買わないです。3Dのめがねも買わないです。まずは貯金です」と現実的な回答に変更した。

今後については「理想だけで言っていいのなら、東京の全国クラスの番組で活躍したい。でも現実的なことを考えたら、関西中心に活動して長いことやっていけたら」と述べ、「ここから一年が大変」とため息も。「漫談という事で、今後トーク番組にたくさん出演したい。声の可愛い女性タレントと共演したい」と話すと「今回は、噛むなど消化不良なところもあったので、来年もまた挑戦したい」と気持ちを新たにしていた。

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