野沢雅子、爆弾発言?「砂かけ婆をやりたかった」

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50周年を迎えるTVアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6期(フジテレビ系、4月1日から毎週日曜 9時~9時半)でゲゲゲの鬼太郎の声を担当する沢城みゆきと目玉おやじの声を担当する野沢雅子が9日、都内で会見を行った。

初代・鬼太郎を演じた野沢は今作では目玉おやじ役を務めるが、実は" 砂かけ婆"が一番好きなキャラクターだったと明かし、「砂かけ婆をやりたかった」と爆弾発言。「砂かけ婆いいじゃない。マイペースで。もうちょっと人のことも考えなさいよって思うくらいマイペース。そこが大好き」と話して会場を和ませた。

野沢は「50周年ということは50年前から(自分も)やっていたということですよね。でも、50年という年数は全然感じない」と感慨深げ。目玉おやじをやるにあたってはプレッシャーも特になかったといい、「わたしは何でもすっと入っていく人。鬼太郎一家がまるでうちの隣にいるような感じで、これはこうだろうとか、これはこういうものだということは考えず、最初から一般的な家庭と同じ家庭に入っていく感じでスタートして取り組みました。自然体で入っていって、自分が父親になったんだ。お父さんになったんだって、そんな思いでやっていました」としみじみ。

「目玉親父をやれるのは最高に嬉しい」とも述べ、「スタジオの雰囲気も本当によかった」とにっこり。沢城も「雅子さんの目玉親父ってどんな感じだろうって全国の皆さんが思っていると思いますけど、何の違和感もなくすっとわたしの耳に入ってきました」と野沢の目玉親父を絶賛。「ずっと前から雅子さんだったような気さえしました。あと、一歩引いて冷静にその声を聞いてみると、雅子さん、女性なのに声がおじさんの声にしか聞こえなくて。それってすごいことだなって改めて思いました」とコメント。

逆に野沢は「鬼太郎役の先輩として沢城にアドバイスは?」と問われると、「何にもありません」ときっぱり。野沢自身は鬼太郎を演じていた頃は「みんなに愛されることだけを考えてやってきました」と述懐したが、沢城の鬼太郎については「きっと素晴らしい鬼太郎になると思っていました」と信頼して収録を行ったという。

新しい『鬼太郎』の作品の注目ポイントについては「いつもどの作品の時もこう言うんです。“ポイントはありません”と。はじまったらそこから最後までがポイントです」とアピール。原作者の水木しげるについても、「一度しか会ったことはないけど、ちょっと変わった方。仕事をしている時もそうでない時もいつも書斎でボケッとしている人で、そこには鬼太郎も妖怪もいっぱいいるんだって言っていました。仲がいいから妖怪と毎日お話しながら生活していますっておしゃっていて、そんな先生がわたしは大好きでした」と嬉しそうに話していた。

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