二階堂ふみ、「“お芝居上手って言われたい”って思っていた時期あった」

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女優の二階堂ふみが、2月6日に放送された『トーキングフルーツ』(フジテレビ系、毎週火曜24:25~)にゲスト出演。自身の芝居について本音を語った。

MCの古舘伊知郎が二階堂を初めて見たのは、映画『ヒミズ』だったという。古舘は「わざと平板に(セリフを)言っている気がしたの。すごく自然だからドキュメンタリーを見ているような感覚だった」と語った。

二階堂はそこに計算はない、と言い「私はすごくお芝居が下手なんですよ」と返答。さらに「『ヒミズ』の時は特殊で、やっぱり園(子温)監督の力が大きかったと思いますし、主演の染谷(将太)くんこそ上手です。ものすごく伝わるものがあって匠みたいな人。だから私はやるしかない状況だったので、テクニックまでは考えられなかったです」と述懐した。

また、彼女が主演を務める『リバーズ・エッジ』(2月16日公開)の撮影前後で心境の変化があったとのこと。「それこそ『ヒミズ』の頃は体当たりで、感じるままやるしかなかったけど、場数が増えていくたびに頭で考えることが多くなって……“お芝居上手って言われたい”と思っていたのを考えないようにしました」と振り返った。

他にも古舘を“お父さん”と例える一幕も。自分のパブリックイメージに悩んでいる頃、古舘が出演した一人舞台『トーキングブルース』を観たそうで「古舘さんが“視聴者から誹謗中傷がくるけど、僕は毎日新聞や雑誌など、いろいろなものを見て(ニュースステーションの)収録に向かった”とおっしゃっていて、私は純粋に“お父さんなんだもんなぁ”と感じました」とコメント。その思いは二階堂自身が動物を飼いだしたことにも関連しているそうで「絶対に守らなければいけないものがありますし、自分にまとわりつくイメージや肩書きなどを気にしない動物が、家に帰ったらいるので(他人からの言葉や報道など)まったく気にならなくなったんです」と明かした。古舘は「家で自分が保護しなきゃいけない動物と接したことで、責任と言っていいのか分からないけど、自分の中の“お父さん”を見つけるきっかけにもなったんだ。嬉しい!」と喜んでいた。

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