『HERO』『のだめ』『海月姫』月9ドラマの美術、制作過程を紹介する企画展が決定

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フジテレビ系「月9ドラマ」の美術セットを、制作過程も含め紹介する企画展『フジテレビ セットデザインのヒミツ展2~月9ドラマ30年の軌跡~』が、横浜・放送ライブラリーにて、2月23日(金)より開催されることが決定した。

昨年フジテレビは、「テレビ美術を通じて番組をもっと楽しく見てもらおう」というコンセプトのもと、さまざまなジャンルの番組の美術セットを制作過程も含め紹介する企画展を行い、好評を博した。今回のイベントは、放送開始から30周年を迎えた月曜21時から放送の連続ドラマ枠、いわゆる「月9ドラマ」に焦点をあてて行われる第2弾となる。

美術デザインを切り口に、デザイナーの発想がどのように現実のセットデザインとして出来上がるのかを紐解くこの企画展。『ラブジェネレーション』『HERO』『のだめカンタービレ』『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 THE THIRD SEASON』、そして現在放送中の『海月姫』などといった月9ドラマの数々を例に挙げ、その歴史を振り返ると共に、番組を魅力的に見せるテレビ美術の工夫を、楽しくわかりやすい展示で紹介。フジテレビの人気番組の実物セット・小道具・衣装・台本・模型・イメージ図・ラフスケッチなどを見せるほか、番組を作り上げる面白さを美術デザイナーの視点から紹介し、テレビの楽しさを100倍にして伝える。

<展示内容> 
■エントランス
フジテレビを象徴する「8」のオブジェが月9仕様で登場。美術デザイナーの技が見られる。

■ヒストリーエリア
『アナウンサーぷっつん物語』(1987年)から現在放送中の最新作『海月姫』(2018年)まで、30年間に放送された126作品の歴史を番組写真や台本で振り返ると共に、セットデザイン画、衣裳、小道具、セット模型など、さまざまな側面から美術デザインを紹介。あの頃見ていた懐かしいドラマの記憶が甦る。注目展示は、『ラブジェネレーション』(1997年)の小道具、『西遊記』(2006年)の衣裳とセット模型、『のだめカンタービレ』(2006年)のマングースの着ぐるみ、『HERO』第2シリーズ(2014年)のテミス像など。

■『貴族探偵』(2017年)エリア
華麗で優雅な『貴族探偵』のセットにまつわるデザインの秘密に迫る。番組に登場したゴージャス感あふれる“玉座”に座れば、セレブな貴族探偵の気分を味わえる。

■『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』エリア
『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 THE THIRD SEASON』(2017年)に登場した医局のセットを展示。救命医療チームの一員になった気分でセット巡りを楽しめる。さらに、第9話、第10話の撮影の際に使われた、地下鉄線路内の崩落事故現場の実物セットも登場。大量の瓦礫はどのように作られているかなど、画面ではわからない美術の秘密を体感できる。その他、過去の『コード・ブルー』作品シリーズのイメージ図、デザイン画、セット模型、衣裳や小道具も展示。セットが作られていくプロセスも紹介し、コード・ブルーの世界観とその魅力をたっぷりと伝える。

■『民衆の敵』(2017年)エリア
主人公・佐藤智子の家族が住む団地の自宅を、実物セットで展示。役柄に合わせた工夫の数々や細部にわたるデザイナーのこだわりが詰まった部屋の秘密を大公開。リアリティを追求するドラマならではの美術の技を垣間見られる。

■『海月姫』(2018年)エリア
人気マンガの世界観を、実写ドラマで表現するプロの技を紹介。ユニークなキャラクターたちの魅力を際立たせるデザイナーの知恵を知れば、テレビの見方が変わるかも?

■『コード・ブルー』記念撮影コーナー(2月27日(火)~)
2018年7月27日(金)に公開が決定した『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』の映画化を記念して、6人目のメンバーになった気分で、ドクターヘリと救命医療チームと記念撮影ができるパネルを用意している。

※企画展詳細
<会期>2月23日(金)~4月8日(日) ※月曜休館
<時間>10時~17時
<会場>放送ライブラリー(横浜市中区日本大通11)展示フロア
<主催>(公財)放送番組センター、フジテレビジョン
<入場>無料

※都合により、展示内容が変更になる場合あり。

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