モザイクなしでマスターベーション動画を公開…活動家の真意とは

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活動家の熊篠慶彦氏が、12月19日に放送された『トーキングフルーツ』(フジテレビ系、毎週火曜24:25~)にゲスト出演し、障がい者の性や交際について語った。

出生時より手足に麻痺がある熊篠氏。十数年前に、障がい者が性的な活動から排除されている現実に突き当たったことをきっかけに、障がい者のセクシャリティに関する支援や情報発信を行っている。特に今年は、彼が原案を務めた映画『パーフェクト・レボリューション』が公開された。精神的な障がいを抱えた風俗嬢・ミツ(清野菜名)に、熊篠氏がモデルとなった男性・クマ(リリー・フランキー)が振り回される姿を描いた作品だ。熊篠氏は、これは4割ほどが自身が体験した実話だと言い、MC・古舘伊知郎の「感動した」という言葉に喜ぶ。

実は、熊篠氏が実際に1年半ほど交際していた女性がミツのモデルだ。元交際相手について、熊篠氏は「風俗のお姉さんだということを僕は気にしていなかった。“愛人と温泉旅行に行く”とか普通に言ってきたし……。ただ、結婚とか出産の話になってきた頃から(関係が)怪しくなってきた」と振り返る。続けて「僕は中学生の時に股関節を手術しているし(※)、結婚はともかく、子どもはいいかなというのがありました。当時彼女は30歳手前くらいだったので、産むなら体力がある時の方がいいだろうし」と気持ちのすれ違いが生じて別れに至ったことを述べた。

また熊篠氏は、障がい者用のマスターベーションの方法や器具の作り方などを、彼自身がモザイクなしで実践する動画を公開している。「言葉とか文章で説明するのは難しいんですよ。だったら動画で動きを見せた方が早いだろう」と公開している理由を告白。恥ずかしさもないそうで、「羞恥心がバカになっているのだと思います。中2の時、手術をした際に剃毛をしたのですが、おばちゃんの看護師だろうが何だろうが、体は反応してしまうわけです。それをどうすることもできないので“恥ずかしい”と思っていられない。だからネット上でモザイクなしで(性器を)出しても何とも思わなくなった」と話していた。

※14歳の頃に、股関節亜脱臼の手術で、放射線から守るファールカップをつけずに何度も股間にX線を照射された。

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