志田未来は「エサになるタイプ」“ウツボカズラ女”要素は皆無?

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女優の志田未来が、8月5日よりスタートする新ドラマ『ウツボカズラの夢』(東海テレビ・フジテレビ系列、23:40~)の記者会見に出席。主演への意気込みや、作品の見どころなどを語った。

直木賞作家・乃南アサの同名小説が原作の本作は、“持てる者”を養分に成長していく“ウツボカズラ女たち”の物語。志田が演じるのは、長野で育った純朴な少女・斉藤未芙由。母の死後、父が愛人を家に引き入れたことで居場所を失った彼女は、亡き母の従妹だった叔母・鹿島田尚子(大塚寧々)から「しばらくうちに来れば」と言われ上京。“富”に恵まれた家を前に「世の中、理不尽だ……」と思いを巡らせる。未芙由は、鹿島田家の中に居場所を求め始めるが、それが“ウツボカズラ女”としての目覚めとなっていく。

2010年放送の『秘密』(テレビ朝日系列)以来7年ぶりに連続ドラマの主演を務める志田。「松本圭右プロデューサーからものすごくプレッシャーを掛けられております」と笑いながらも、「このドラマはまともな人間が一人も出てきません。みんな自分のことばかり考えていて、どこか欠けている人間。その中で未芙由は、どうウツボカズラ人間として成長していくか、丁寧に演じていきたいと思います」と意気込んだ。

また、演じる役柄については「どんどんしたたかさが出てきて、悪女に変わっていく」と説明し、「きっと24歳の今の私だからこそ演じられる部分があると思います」とコメント。しかし、演じる上では悪女だとは思っていないと語り、「色々必死に、ただただ自分の居場所を見つたい。本当に生きていく術がないので、その中でどう足掻けば居場所を確保できるか常に考えて行動している」と、未芙由について分析した。

さらに、本作のキーになる“ウツボカズラ女”について、自身はウツボカズラ女だと思うか聞かれた志田は、「(未芙由には)全然似ていないし、ウツボカズラ女要素ゼロ。実際遭遇しても、きっと私は気付かないんじゃないかな(笑) まんまとエサになるタイプ」と話した。

最後に、「格差や人が抱えている闇が描かれているので、ドラマを見ることによって“居場所ってどこだろう”“幸せってなんだろう”ということを改めて感じていただけると嬉しいです」と作品をアピールした。

この日は他にも、大塚寧々と国生さゆりも登壇した。

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