渡部篤郎と橋本環奈が初共演するドラマ『警視庁いきもの係』（毎週日曜21:00～）が、フジテレビ系列で7月期にスタートすることが決定。連ドラ初ヒロインとなる橋本が、役作りのためにロングヘアをカットすることがわかった。

本作は、映画『名探偵コナン から紅の恋歌』（2017年4月公開）の脚本なども手がけている作家・大倉崇裕の『小鳥を愛した容疑者』、『蜂に魅かれた容疑者 警視庁いきもの係』、『ペンギンを愛した容疑者 警視庁いきもの係』、『クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係』（いずれも講談社）が原作。

警視庁総務部総務課の架空の部署・動植物管理係“通称＝警視庁いきもの係”を舞台に、渡部演じる元捜査一課の鬼警部補・須藤友三と、橋本演じる獣医学部卒の動物マニア女子・薄圭子巡査が活躍する姿を描いたコメディーミステリー。人間よりもむしろ動物をこよなく愛し、わが道を突き進む圭子に怒り心頭の須藤だったが、圭子は現場に残されたペットの様子を手がかりに、その豊富な知識と鋭い観察力から驚くべき推理を展開し、結果、須藤と圭子のコンビは次々と事件を解決することになる。

渡部は、コメディー作品が好きで、これまで演じた刑事役の中では『ビター・ブラッド～最悪で最強の親子刑事～』が印象に残っていると明かし「本音としては一生、ああいう役を演じていたいと思っています（笑）」と語るほど。そんな渡部にとって本作のオファーは魅力的だったようで「須藤友三を演じられることを楽しみに思っていますし、久しくこんなに気合いが入っていることはないです」と意気込んでいる。また、橋本との共演については「“連続ドラマ初ヒロイン”ということなので、とにかく彼女のことを支えていきたいです。まだお若いので大変だと思います。プレッシャーも感じていらっしゃるでしょうから、キャリアのある人たちが、彼女のことを守っていかなくてはいけないと思っています」と語った。

一方の橋本は、連ドラ初ヒロインについて「最初に聞いた時には、本当にびっくりしました。1クールまるまる出演することもなかったですし、そんなに長期間撮影することもなかったので、今からワクワクしています」とコメント。演じる圭子については「誰にも物おじしませんし、大好きな“いきもの”のことばかり考えている女性です。彼女にとっての優先順位は、人よりも“いきもの”の方が上で、そういう彼女独特の考え方に基づいた発言がすごく面白いですし、かわいらしく思います」と印象を明かした。また、渡部との共演は「ずっとテレビで見ていた方ですし、年齢も離れているので緊張しています」と正直な思いを明かしつつも「原作同様に、須藤と圭子のコンビを良い形で築いていけたらと思っています。渡部さんとスピーディーでコミカルな掛け合いができるように心がけ、臨んでいきたいと思います」と意気込んでいる。

一方で、役作りについては「女性警察官の制服が似合うのか心配でした」と笑いつつも「原作を読んでみると、圭子にとっての制服はコスプレで良くて、逆に似合っていない方が良いんだと気づいて安心しました。実際に初めて制服を着てみて、自分自身でも良い感じにコスプレ感が出ているなと思いました（笑）」とコメント。さらに、橋本は圭子を演じるにロングヘアをカットすることが決定し、この模様は6月6日（火）に「LINE LIVE」で生中継される予定だ。