坂上忍「やっぱりお芝居はいい」怖すぎる演技が話題の田中麗奈と対峙

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坂上忍が、3月25日放送のドラマ『真昼の悪魔』(東海テレビ、毎週土曜23:40~)の最終回となる第8話にゲスト出演。久しぶりのドラマ出演について語った。

原作ファンだと公言し「この作品を映像化することには意義がある。嬉しかったな」と語る坂上。「実際にドラマも見て、やはりあの本は今でも通じますし、たぶん一生通じる」と惚れ込んだ原作との出会いは20数年前のこと。岩下志麻に「映画化したいから読んでみて」と薦められたことがきっかけで、それ以来、20回は読み込み、一冊は気になった言葉を全部マーカーで引き、もう一冊は何も手をつけない保存用にしているという。

そんな坂上が最終話で演じるのは、第2話で、主演の田中麗奈が演じる美人外科医・大河内葉子の悪魔的な部分に影響された子どもの父親・竹居道明。葉子と出会ったことで崩された家庭の父親が対峙することで、彼女にどんな変化をもたらせていくのかが、見どころのひとつだ。

撮影後、坂上は初共演となった田中について「葉子という難しい役をよくつかんでいらっしゃる印象でした。いい目をしていらっしゃる方だなと思いました」と語り、葉子に復讐をはかっている元患者・難波役を演じる中村蒼に対しては「とてもいい意味で地味さが素敵」だと語り、「この作品の世界観を表現するには“中村蒼”という役者が立つよりは、難波という風に見られたほうがいいですし、少しぞっとする部分が出ていたのもいいなと思いました」と2人を絶賛。久々の共演となった伊武雅刀には「ずいぶんご無沙汰していて、なんだか照れくさかったです。神父役は伊武さんだと聞き、よくよく考えたらこういう役を演じるのは伊武さんぐらいしかいないと思いました」と再会を楽しんだ様子。

また、最近はバラエティー番組や司会などでの活躍ぶりが目覚しく、ドラマ出演は『早子先生、結婚するって本当ですか?』(フジテレビ系 2016年4月~)の第1話にゲスト出演して以来。坂上は「映像は僕が育ってきたところなので、時間の流れがとても居心地がいいですね。バラエティーは時間の進み方がとても早く、時間の使い方が全然違う。映像は待ち時間が多くても考えることはたくさんありますから、やっぱりお芝居はいいなと思っちゃいますよね」と嬉しそうに話した。

ドラマは現在、第6話まで放送。悪魔の美人外科医・葉子の心の闇を描き、彼女を演じる田中の“怖すぎる”演技が話題を呼んでいる。

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