六平直政、草なぎ剛の復讐劇に「完成度がすごく高い」

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草なぎ剛主演のドラマ『嘘の戦争』(カンテレ・フジテレビ系列、毎週火曜21:00~)の第3話(1月24日放送)の核となる六平直政が、草なぎとの共演やスリリングなストーリーについて語った。

本作は、幼い頃に家族を殺され、犯人を見たと言っても嘘つき呼ばわり、事件も無理心中として片付けられてしまい、いつしか天才詐欺師となった一ノ瀬浩一(草なぎ)の復讐物語。第1話では、浩一が30年前の家族殺害犯の1人である医師の五十嵐(甲本雅裕)を発見し、最初の復讐を果たし、第2話では、嘘の証言をした二科家の顧問弁護士・六反田(飯田基祐)を詐欺師ならではの手法で復讐に追いこんだ。一方で、事件を指示していた黒幕、ニシナコーポレーション会長の二科興三(市村正親)に近づくため、その長男・晃(安田顕)や長女・楓(山本美月)との距離を縮めた。

そして、第3話のターゲットとなるのが、幼い浩一に嘘の証言を強要した刑事の三輪郁夫(六平)。浩一の家族が意図的に殺された事を知っていながら殺人を隠ぺいし、9歳だった陽一(後の浩一)に事件は父親による心中だったと嘘の証言を強要した人物だ。浩一は「あいつだけはこの手で直接、破滅させたい」と調査を進め、身辺を調べるうちに思わぬ人物だった事が明らかになる。

草なぎとの共演について六平は「今が男盛り、人間的にも力強く、優しく、素晴らしい役者に成長されていました。大事なシーンが終わった後は、人なつっこく、私をいじってリラックスさせて頂き、とても楽しかった」とコメント。また、物語については「浩一が次々に過去を解明し仇討ちしていくわけですが、一筋縄にはいかない手に汗握る展開になっています。見ている方は、仇を討った姿を見てスッキリしたいのに、人間関係が交錯してハラハラドキドキ……。私の演じる三輪刑事も仇討ちされてしまうのですが、見方を変えると、かわいそうな人間です。人間の表だけではない、裏の顔が見えるのが、このドラマの面白いところだと思います」と鋭く分析。「やむない事情を抱えた三輪刑事が30年前に犯してしまった罪を、浩一に徐々に、徐々に、巧妙な手口でワナにはめられて復讐されていくプロセスがとても丁寧に描かれていて、完成度のすごく高いストーリーになっています」と絶賛した。

そのほか、晃を味方につけた事で浩一と楓の仲も急接近。浩一の作戦は万事順調だったが、浩一の詐欺の相棒・ハルカ(水原希子)は、そんな浩一を複雑な思いで見つめていた。そして、千葉陽一と一ノ瀬浩一が同一人物だとはまだ気づいていないニシナコーポレーション社長で、興三の次男・隆(藤木直人)は、浩一に対しての不信感を募らせていく。

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