『クズの本懐』過激シーンと心理描写に「エロい」「心がズタズタ」と大反響

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『クズの本懐』過激シーンと心理描写に「エロい」「心がズタズタ」と大反響

横槍メンゴ原作の漫画『クズの本懐』が、吉本実憂桜田通のW主演で実写ドラマ化され、1月18日(水)深夜よりフジテレビでスタート。衝撃的な描写にネットが沸き上がった。

本作は、高校2年生の安楽岡花火(吉本)と粟屋麦(桜田)が、誰にも言えない秘密の契約を結び、不条理な感情を慰め合い堕ちていく様が描かれる恋愛物語。花火は、幼い頃からの付き合いで「お兄ちゃん」と呼んでいる国語教師の鐘井鳴海(水田航生)に想いを寄せていた。ある日、鐘井は音楽教師の皆川茜(逢沢りな)と共に花火の学校に赴任する。花火は喜んでいたが、それも束の間、鳴海が茜のことを好きなことに気づきショックを受ける。そして、夏休みが終わった頃には、若い教師たちの距離は一気に近づいていた。

しかし、花火のほかにも鳴海と茜の関係を気にかけている男子生徒がいた。それがもう1人の主人公、麦。以前、茜に家庭教師をしてもらっていたことがあり、それ以来彼女のことが好きだった。学校で鳴海と茜のことを見つめる麦を見つけた花火は、そこで初めて麦と出会い、お互いが同じ境遇にあることを明かす。

そしてある日、報われない恋を抱える花火と麦は、花火が不意に麦に抱きついたことをきっかけに、お互いを“好きな相手の変わり”に見立てて付き合うことに。学校では誰もが羨むカップルでありながら、その実態は、人には言えない関係の2人。目の前にいる“かけがえのない人”への想いを隠し、その想いを“かけがえのある人”にぶつけていくことになる。

原作でも激しい性描写がされており、実写化、しかもテレビドラマでどこまで描かれるのか注目が集まり、ファンの間では「キスとかエロかNGなんじゃないの?」「規制されるのかな?」と心配する声が上がっていた。しかし、ドラマのスタート直後のシーンで、その心配は杞憂だったことがわかる。学校の屋上に駆け上がってきた花火と麦が熱いキスを交わすと、ネット上は「いきなり来た!」と沸き上がり、その後もキスシーンが連発。

さらには学校の体育館倉庫で、第1話で最も過激なシーンが登場。麦が茜を後ろから抱き抱え、濃厚なキスを交わし、制服のリボンをほどき、そしてブラウスのボタンをはずしていく。純白のブラジャーが露わになり、麦がその膨らみに触れる。さらに麦の手は、荒い吐息を漏らす花火のスカートをまくり……。など、30分の中でめくるめく衝撃的な展開が巻き起こっていく。ネット上は「ずっとキスしてるな」、「身を乗り出してみている」、「やりすぎだろ」、「まじでエロいな」と衝撃シーンに対するコメントが溢れた。

もちろん、ただエッチなシーンが満載なだけではない。主人公2人の恋心も巧みに描かれており、好きな人への想いが溢れだし、どうしようもなく目の前にいる相手に流れていく様は、花火のモノローグで綿密に表現。「報われない恋、切ない恋、片思い。それってそんなに美しいものですか?」というドラマのテーマにもなっている言葉を皮切りに、麦に身体を触れられる中では「ヤバイ。お兄ちゃんだと思うと、頭が熱い。指先が冷たい。ビリビリする。ずっとこうされたかった。本当は……」という切ない想いや、「人の身体は温かい。心なんかよりずっと」と流れに身を委ねていく様子が描かれている。

若い男女の“心の隙”を描いたストーリー展開に「心がズタズタにされた」「もう見てられない」といった書き込みも見られるなど、波紋が広がっていった。

25日放送の第2話の予告編では、麦が花火に「舌を出して」「お互いの身体的欲求はどんな時でも受け入れること」と迫る姿や、花火は「これは契約」「私のこと好きにならない?」という言葉。さらに麦に想いを寄せる(?)女子生徒も登場し、さらに複雑な男女関係が描かれていくことを予感させている。

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