“プチエロ”VR動画のきわどさがたまらない!迫り来るアイドルに思わず…

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フジテレビが14日にリリースしたVRコンテンツ視聴アプリ『FOD VR』を、幕張メッセで開催中の国際放送機器展「Inter BEE2016」(11月16日~18日)に出展。開催に合わせて公開された、アイドルたちが水中で繰り広げる熱い戦いを見ることができる『360°まる見え!VRアイドル水泳大会』の体験レポートをお送りする。

『FOD VR』では『【めざましライブVR】Def Tech:My Way』や『永島優美アナのヴァーチャルお忍びデート』などのオリジナルコンテンツを配信。16日からは「Inter BEE2016」の開催に合わせて『360°まる見え!VRアイドル水泳大会』の『騎馬戦1回戦』と『騎馬戦2回戦』、『ツイスターゲーム』の3タイトルが開催期間限定で無料公開されている。

今回、会場で体験したのは『騎馬戦1回戦』と『ツイスターゲーム』の2作品。コンパニオンのお姉さんの案内でVRビューワー「Gear VR」が手渡されると、水中と水上に設置された360°カメラを取り囲むアイドルたちが、水着で騎馬戦を繰り広げている姿が映し出される。数十名の可愛い水着のアイドルたちがつかみ合いをするど真ん中という、通常ではまずあり得ない状況下に“いる”感覚はまさに未知の体験。遠くて戦っていると思えば、今度は至近距離で戦いが繰り広げられ、水着アイドルたちがカメラに大接近してくると思わず1歩たじろぎそうになってしまった。

そして、もう一つの『ツイスターゲーム』はさらに過激。カメラはツイスターゲームを行うシートの真上に置かれ、3人のアイドルたちがゲームを行う姿を下から見るという、これまたあり得ない状況下に置かれることになる。映像が始まると、赤い円と女性の足が目の前に映し出され、ここがツイスターゲームのシートの上だということが認識できるのだが、スラリと伸びる足をたどって目線を上の方にやると、3人の水着アイドルたちが立っていることがわかる。もうこの時点であり得ない光景なのだが、いよいよツイスターゲームが始まると、そこからはまさに圧巻だ。

最初は指示された色に足を伸ばしていくので大きな変化はないが、次第にアイドルたちの姿勢が低くなっていき、お尻やおっぱいが目の前に迫ってくるという、現実だったら目のやり場に困るどころの騒ぎではない事態に陥る。そして最後には、さらに過激な姿勢のアイドルの姿を目の前にする……というドキドキの展開が待ち受ける。自分がいるのが展示会場で、となりにコンパニオンのお姉さんがいるので表情を変えないように意識していたにも関わらず、そこで起きたあまりの状況に思わずニヤリとしてしまった。

さらに、驚きはこれだけではない。ゴーグルを外し、改めてコンパニオンのお姉さんを見るとどこか見覚えが……。そう、このコンパニオンさんたち、水泳大会に出ているアイドルたちなのだ。筆者が体験した時間帯には4人ほどおり、今回、『騎馬戦』に登場した飯島えれなさんと上岡楓さんに撮影の様子や、VR作品を見た感想を伺った。

まず、自分が出ているVR映像を見た感想を聞くと、上岡さんは「できあがったVR映像を見てビックリしました」と語り、飯島さんも「撮影しているときは本気だったので気にならなかったですが、改めて見ると“きわどいっ!”って思いました」とそれぞれ照れ笑いしながらコメント。筆者も「本人たちを前に思わずニヤついてしまい恥ずかしかった(笑)」と本音を伝えると、2人は「ここまでいくと女の子でもニヤついちゃうと思いますよ」と言いながら爆笑した。

また、今回の撮影を振り返って貰うと、上岡さんは「みんな本気でやっていたからカメラの存在を忘れちゃってカメラにぶつかったりして大変でした。それにスタッフさんがカメラを直しに行くと映っちゃうので、女の子たちがこっそり直したりしていました。それも映っていますよ」と撮影秘話を明かし、「水着姿のアイドルたちが何十人も集結しているので、おっぱいやお尻やら360°まる見えになっているのでドキドキしながら見て欲しいです」とアピール。一方、飯島さんは『ツイスターゲーム』を絶賛。自身は出演していないそうだが「あんな角度から水着の女の子を、しかもグラビアアイドルを見る機会はないと思うので、ぜひ、絶対に見て欲しいです」と笑顔を見せた。

さらに、フジテレビコンテンツデザイン部FOD事業執行責任者の野村和生さんに話を伺うと「現在の実写VR作品は“凄い”と思う作品はありますが、“面白い”作品はあまりないと思っています。しかし、ただ“凄い”だけでは廃れてしまうと思うんです。FODはコンシューマー向けのサービスなので “楽しい”作品を作って、そういう状況に楔を打ち込みたいと思いました」と狙いを語ってくれた。

それは筆者も同様の感想で、現在の実写VR映像は、新しい技術だからこそ感じるエキサイティングな体験ができるモノはたくさんあるものの、それに比べて“面白い”と思う作品はそれほど多くはない。今回公開された映像は、誤解を恐れずに言うなら、これ以上ないほどに“わかりやすくバカバカしい作品”なのだが、そこに真正面から挑んでいるからこそ面白くなっているのではないだろうか。そして、この手の“プチエロ”映像では出演者の可愛さが何よりも重要な要素となるが、この人数のアイドルを集めて撮影するというテレビ局ならではのキャスティングがなければ成立しないことも忘れてはいけないポイントだ。

また、今後の展開を伺うと「現在の実写VRには撮影する上で多くの制約がありますが、空間が認識できるようになれば可能性は広がると思います。それにコンシューマーサービスとして、“凄いでしょ?”ではなくて、しっかりとした“面白いモノ”を作りたいです。FODプレミアムなどで、30分くらいの番組を作って、さらに楽しめるモノを提供できるようにしたいです」と展望を明かし、最後に「本当にこのInter BEEの為に考えた企画なので、ぜひ、フジテレビの『FOD VR』ブースに足を運んで頂きたいです」とアピールしてくれた。

『FOD VR』のブースでは、スマートフォンを使って手軽にVR体験できるオリジナルVRスコープ(いわゆるハコスコ)が数量限定で無料配布される。ちなみに、編集部に戻り、会場で配られたVRスコープで同僚に見せたところ、大盛り上がりとなったことを付け加えておく。

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