少女マンガ誌「りぼん」(集英社)で1997年から2002年まで連載され人気を博した、高須賀由枝のラブコメディ『グッドモーニング・コール』を、フジテレビが福原遥白石隼也のW主演で初ドラマ化。2月よりフジテレビの総合エンターテイメントサービス「FOD(フジテレビオンデマンド)」と動画配信サービスNetflixで配信がスタートし、6月10日に最終話を迎える。

物語は、両親の都合で1人暮らしをすることになった女子高生・吉川菜緒(福原遥)の部屋に、彼女が通う高校でイケメン「御三家」として有名な上原久志(白石隼也)が引っ越してくることから始まる同居ラブコメディ。今回、福原遥と白石隼也、そして、菜緒に思いを寄せる幼なじみ・篠崎大地役を演じる桜田通にインタビュー。撮影の思い出やオススメの胸キュンシーン、そしてドラマの魅力などを語って頂いた。


<インタビュー>

――ドラマの撮影以来、久々に3人が揃ったそうですね?

福原:久々だという感覚はありませんでした。ずっと一緒にいたときの仲の良さがそのまま続いている感じで安心しました。

白石:また会えて嬉しかったです。自然に撮影のときの空気になれたと思います。

桜田:大人たちに囲まれたところで3人揃ってのインタビューなので、今日は緊張感があります。現場はすごく楽しかったんですけどね(笑)

――改めてそれぞれの役についてお伺いします。以前、高須賀先生にお話を伺った際に、「菜緒はマンガでは中の上か、上の下くらいの女の子のイメージなので、あんなに美少女じゃないんです(笑) でも、今回はドラマの主人公なので、絶対に可愛い方が良いから100点満点です!」と仰っていました。菜緒を演じる上で意識したことはありますか?

福原:そんな風に言ってくださっていたのですか!?(笑) 撮影が始まる前に、監督が皆を集めて、「マンガをしっかりと読み込んできてね」と言われたんです。それで『グッドモーニング・コール』を全巻買って、菜緒という女の子のイメージを膨らませて、その後は、自分なりに消化して演じていきました。

白石:監督がこういうシーンにしたいってマンガを持ってきて説明することもありましたね。

桜田:そうそう。マンガを見ながらこの角度を再現したいとか。

白石:それに高須賀先生が言うように、菜緒が可愛くて、彼女が何かリアクションをとると男性スタッフ陣がみんな喜んで元気に働き出すんですよ(笑)

桜田:癒やしの存在でした。「私、女優よ!」みたいな空気は一切出さないですし、菜緒の役柄も、いつも口を曲げたり、頬を膨らませたりしてコミカルで可愛かったですから。

――白石さんはいかがでしたか? 高須賀先生は、少女マンガの中で、ヒロインの相手役はある意味でヒロイン以上にハードルが高いので、「誰が上原くんを演じるのか最初は怖かったです」と話されていました。一方で「“上原くんを演じるのは誰なんだ?”という話題でネット上がザワザワしているのも見ましたが、それを踏まえた上で原作者として“いやいや大丈夫だから、安心して!”と伝えたい」とも仰っていました。そんな難役・上原くんを演じる際はどのような心境だったのでしょうか?

白石:高須賀先生にそう言って頂けたのはありがたかったです。最初の入り口としてマンガのキャラクターは大切ですが、あまり意識しすぎないようにしました。もちろん、全く違うことをやったら高須賀先生にも原作ファンの方々に失礼になりますから、原作の上原くんを尊重しつつですが、自分なりにどう演じるかが大切だと。ただ、上原くんはスーパーなイケメンで、何でもできて当たり前みたいなキャラクターなので、そういう意味でもハードルが高かったですね(笑)

――福原さんと白石さんは原作のキャラクターだった一方、桜田さんが演じた大地は、ドラマのオリジナルキャラクターです。演じるのは難しかったですか?

桜田:この作品を好きな人に受け入れてもらえるかは不安がありました。監督と話し合ったことで自信を持ってやるしかありませんでした。そんなときに、高須賀先生が現場にいらっしゃって下さり、お話させて頂いたんですが、「大丈夫だよ!」と言ってくださいました。この世界を最初に作った方が認めてくださったので、すごく安心しましたし、はじめてそこで『グッドモーニング・コール』の一員になれたと思いました。

――大地は続編『グッドモーニング・キス』に逆に登場するようになりましたよね。

桜田:キャラクターを認めてくださったのかなと思って、本当に嬉しかったです。

――物語に目を移すと、たくさんの甘酸っぱい“胸キュン”シーンがみどころの作品ですが、一番印象に残っているシーンはどこですか?

福原:胸キュンシーンはいっぱいあるので困っちゃいますね(笑)そうですね。ホワイトデーのお返しでプリンが冷蔵庫に入っていたシーンは、“ワァ”って思いました。「私のためにこんなに買ってきてくれたんだ!」ってすごく嬉しい瞬間でしたね。

桜田:プリンと言えば、上原くんが菜緒にプリンを半分あげるところは良かったです。上原くんの良いところが存分に出ていたと思います。

白石:ツンデレのデレの部分だ(笑)

福原:普段はツンツンしているから、デレの部分が出たときにズルイですよね(笑)

――この作品は、フジテレビオンデマンド(FOD)やNetflixといったビデオオンデマンドサービスで配信されていますが、こういった形式のサービスについていかが思いますか?

福原:空いている時間にサクッと『グッドモーニング・コール』を見ることができたのでありがたいなと思いました。

桜田:自分が見たいときに、その場で見られるのはすごく良いです。

白石:アメリカに留学している友人がいて、Netflixは殆どの人が加入していて、ドラマの配信日の翌日は、学校でその話題が中心になっているそうなんですよ。アメリカは日本よりその点は進んでいるみたいなのですが、そういう意味では、オンデマンド配信というのは世界のスタンダードの一つになっていくのかなと思います。

――この作品を通して、外国のからの反響を感じることはありましたか?

白石:タイや中国圏、台湾、あと英語圏の人からもツイッターやファンレターが来たりしました。仮面ライダーに出ていたときも外国の方から反響はありましたが、こんなに多くはなかったですね。日本のラブコメを、上原くんとかのツンデレキャラを、外国の人たちが受け入れてくれているのは発見でした。

――この作品の魅力はどのような部分だと思いますか?

桜田:とにかくどのキャラクターも愛らしくて、見ていて嫌な気持ちにならない作品。明るく楽しい気持ちで見られるので、本当にオススメです。

福原:すごいほのぼのとした日常を描いているのがとても楽しくて、見ていて幸せになれるドラマだと思います。

白石:ずっと菜緒と上原が付かず離れず、モヤモヤするところもあったと思うんです。最終話は、良い気持ちでハッピーエンドを迎えられます。最後のシーンが最初のシーンとリンクするようになっていて、そこで見せる表情が、この物語が何を謳っていたのかわかるようになっているのも注目です。

――最終話では、大地も登場するそうですが?

桜田:なんか来ちゃったんです(笑)

白石:最終回だからみんな集まろうみたいな感じですよね。

桜田:きっと何かあるだろうと思って現場に行ったのですが、何もありませんでした(笑)でも、あそこに大地が一緒にいるのは良いことだと思っているんです。行けば菜緒と白石くんが2人で仲良くしているのはわかりきっているわけじゃないですか。それをもって本当に吹っ切れたというのがわかるし、そこのシーンに大地がいることに意味があると思います。

――続編があったら?

白石:あるとしたら『グッドモーニング・キス』としてやるのかな?

桜田:タイトルを変えたくないかも。また大地くんが入り直さないといけなくなっちゃう。オリジナル展開でこのメンバーで作品の世界に入り込めるなら嬉しいです。

福原:あったら嬉しいです。打ち上げのときに「続編もよろしくお願いします!」と言ったので、お願いします(笑)

比嘉愛未が主演を務め、渡邊圭祐、ディーン・フジオカらが出演する木曜劇場『推しの王子様』(フジテレビ系、毎週木曜22:00~)。9月23日に放送された最終話では、日高泉美(比嘉)と五十嵐航(渡邊)のキスシーンにSNS上で大きな反響があった(以下、ネタバレが含まれます)。

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