『ラヴソング』3人の歌姫が“最初で最後”のセッション

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福山雅治主演のドラマ『ラヴソング』(フジテレビ系、毎週月曜21:00)の第9話先行試写会が5日、都内で開催。ヒロインを演じる藤原さくらと、ドラマに出演するアーティストのLeola、新山詩織が登場し、ライブパフォーマンスを行った。

まずは、初のドラマ出演で、歌姫・シェリル役を演じたLeolaが劇中歌「Rainbow」を披露。歌い終えたLeolaは「終始緊張していて、今もドキドキしています」とコメントし、演じたシェリルについては「本当に嫌な感じの役ですが、いつもはやらないメイクや服装など、自分の新しい一面に出会えました。初めての演技で、見える景色もすべて新鮮で楽しかったです」と笑顔を見せた。

こちらもドラマ初出演で、福山が演じる神代幸平の元恋人役を演じた新山が歌ったのは劇中歌「恋の中」。しっとりと歌い上げた新山は「この静かな空気感に響く曲だなと思いました」と語り、「福山さんが書いてくださった詩の世界観があって、福山さんに言葉の一つ一つにアドバイスをいただきながら完成した曲です。本当に私にとって大切な曲になりました」とレコーディングを振り返った。

そして、ドラマのヒロイン・佐野さくらを演じている藤原は、劇中歌の「好きよ好きよ好きよ」と主題歌「Soup」を披露。2曲とも福山が作詞作曲を手掛けており、「そんな人生を歩むとは思ってもいなかったです。柴咲コウさんに引き続いてですよ(笑) 墓場まで自慢し尽くしていこうと思います」と福山をリスペクト。

さらに、藤原、Leola、新山の3人で「500マイル」と「Day Dream Believer」のセッションを披露し、会場に集まったファンを魅了。最後に藤原が「ドラマの中で交わることのなかった3人が、こうして集まって歌えたのはとても幸せです。みなさん、ぜひ、最後までドラマを楽しんでください」とドラマをアピールした。

本作は、元プロミュージシャンで、音楽から離れていた神代広平(福山)が、人とのコミュニーションに悩みを抱える吃音症の女性・佐野さくら(藤原)に出会うことからスタート。神代は、さくらの歌声に魅了され、それまで封じてきた音楽への思いを再び蘇らせる。一方のさくらも音楽によって希望を見いだし、神代に思いを寄せる。

これまでに放送された第6話で、神代はさくらに曲を提供。しかし、この曲が20年前に、神代のかつてのミュージシャン仲間で言語聴覚士の宍戸夏希(水野美紀)の姉・春乃(新山詩織)のために作った曲だったことが明らかに。第7話ではそのことを巡って神代と夏希が対立し、さくらもそこに巻き込まれてしまう。そんな中、さくらは喉の不調を訴え、増村泰造(田中哲司)に診てもらうことに。そして、第8話では、さくらの喉に悪性の肉腫が発見される。肉腫の転移はないが手術が必要で、病状によっては声帯を切除しなければならなくなる。さくらは、声がなくなる前に単独ライブを行う。

6日放送の第9話では、神代は、女性シンガーのシェリル(Leola)への楽曲提供の商談を行い、そこでさくらの歌う「好きよ好きよ好きよ」をSNSで拡散してくれないかと頼む。そんな中、さくらが手術をして声を失わない可能性は10%以下という事実が明らかになる。するとさくらの恋人となった空一(菅田将暉)は、今のうちにやりたいことをやろうとさくらに提案。思い浮かぶことを連ねるさくらの本当にやりたいことは……。

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