山本舞香、茅野カエデは「大きな意味を持つ役」映画『暗殺教室~卒業編~』で得た好奇心

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――殺せんせーとの戦いでは、ワイヤーアクションにも挑戦されていましたね。

ノースリーブだったのですごく寒かったんですよ! しかも屋根の上だからスタッフさんもほとんどいないし、ワイヤーで擦れて痛いし、怪我もたくさんしたし……。本当に大変でした。でも、アトラクションみたいだったのでとても楽しかったです。

――その撮影中に印象的だった出来事はありますか?

全員が見ている中、校庭のど真ん中で大胆に転んじゃったんです……。アクション部の方がワイヤーを引っぱってくれて後ろに吹っ飛ぶようなシーンだったのですが、何かに引っかかって着地に失敗して「バーン!」って……。その時は、恥ずかしすぎて帰りたいと思いました(笑)

――相手の殺せんせーはCGですが、見えない中で撮影していたのですか?

そうなんです。私がワイヤーでぶら下がっている中、まわりは爆発しているし、生徒のみんなは「キャーキャー」と大騒ぎになっているし、フとした瞬間に「私、何してるんだろう?」って……(笑) でも、このシーンが出来上がったら、すごい迫力あるものになるんだろうなと思って撮影していました。

――CGや着ぐるみの殺せんせーとの演技は難しかったですか?

それは前作で慣れたと思います。ただ、一回、殺せんせーのまわりを飛ぶシーンで、おもいきり殺せんせーにぶつかって蹴っちゃった時は「本当ごめんなさい」と思いました(笑)

――着ぐるみの殺せんせーの中の人とはどのような関係で撮影されたのですか?

俳優の佐々木一平さんという方が演じているのですが、E組のみんなが一平さんのこと大好きなんですよ。完璧に台詞を覚えてきて、動きも完璧で、私たちにとってあの人が殺せんせーです。本当に一平さんのおかげでE組が出来上がっていったと思います。

――羽住英一郎監督の演出で面白いなと思ったことはありますか?

全部が全力なんです! 砂嵐も雨も風も……校庭の決闘シーンは、砂嵐を起こすために大きな扇風機できな粉を舞わせていたのですが、すごすぎて目も開けられないし、鼻とか耳にもどんどん入ってくるし、ふやけてくっつくし、本当にすごかったです(笑)

――映画と原作が同じタイミングで終わることが発表されましたが、ラストシーンを演じた時の様子を教えてください。

最後は今までにないくらい静かで。泣いていたり、呼吸が苦しくなったりしている子もいて、本当に心の入ったシーンになっていると思います。

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