全国の高校生からドラマの脚本を募集し、大賞受賞者はプロのスタッフ・キャストとともにドラマ撮影を行う若手クリエイターの才能発掘企画『ドラマ甲子園』。第2回大賞受賞作品『なんでやねん受験生』の完成披露試写会が27日、フジテレビ本社で行われ、主演の白洲迅をはじめ、吉岡里帆、白鳥久美子(たんぽぽ)、須賀健太、大東駿介、そして大賞受賞者で脚本・監督を務めた丸山美海が出席した。

物語は、受験生ながらに恋をし、いちゃいちゃし、そして、受験のために別れた元恋人同士が、受験当日、まさかの隣り合わせになってしまったことから始まる、試験会場での一日を描いたコメディ作品。丸山自身が受験会場で見つけた個性豊かな人物をキャラクターのモチーフにして描いたという。

主人公の受験生・駿也を演じた白洲は「丸山監督の作品に対する熱い思いと、どうにか形にしたいと頑張っている姿は、スタッフさんや僕らの熱を呼び起こしました」と語り「ラストシーンで、猛ダッシュして外に駆けだしていくのですが、“なんかよくわからないけど、めっちゃ青春しているじゃん!”とリアルに楽しんでいました」と撮影を振り返った。また、丸山監督については「本読みで最初にお会いしたときに、作品のイメージを言葉にして的確に伝えてくれて、ついこの間まで高校生だったことを忘れさせました。でも、撮影が進むにつれ19歳の若さも垣間見えて安心しました」と印象を語った。また、駿也の元彼女役を演じた吉岡は「若いときって“私はなんでこれをしているの?”“何をしたいの?”と思う気持ちをみんな持っていたと思うのですが、それはすごくピュアでステキなことだと思いました」と、物語で描かれる若者の心情について話した。

そして、丸山監督が、受験会場で実際に見てモチーフにしたキャラクターの試験監督役を演じた白鳥は「撮影中には悩みを話してくれたり、涙があったり、笑いもあったり、彼女自身の中にもドラマがあったんじゃないかなと思います」と、等身大の丸山監督の姿を伝えた。また、英文が書かれたパーカーとマスクを纏い、咳をまき散らす受験生を演じた須賀は「台本を読んで、こんな奴いないと思ったのですが、監督と話しながら、なるべくデフォルメして、コメディ精神を出せるところまで出そうと思ってやりました。年齢とかを取っ払って、みんなで一つの作品を作ることの良さを改めて感じました」と撮影を振り返った。

さらに、二人の塾講師役を演じた大東は「高校生から募集して、その受賞者が監督をやる。なんて夢のある企画だろうと思いました」と語り、「ドラマの撮影現場のことをわからない丸山監督ですが、“撮りたい”というしっかりとした意思があって、その思いを百戦錬磨のスタッフさんたちが一言も聞き漏らさないように聞き入っていて、みんなで良い物を撮ろうという空気が充満していて感動しました。技術は学べますし時間が経てば身につくものですが、人は強い“思い”について行くのだなと改めて感じました」と、俳優生活10年目にして教えられることの多い現場だったことを明かした。

そして、初監督作品のドラマを見た丸山監督は「プロのスタッフ・キャストの方々と初日から3日目まで深谷でロケしたのですが、知らない土地、知らない人、しかもみなさんプロ。私は何もしらないのに皆さんに指示を出すのが怖くて、プレッシャーがありました。ファーストシーンの演出をつけるのもたどたどしかったと思いますし、パニックのうちに終わった感じでした。でも、せっかくやらせていただくならちゃんとやりたいし、間違っていたら皆さんが直してくれると思って開き直ることができました。みなさん本当に私の声に耳を傾けてくれて嬉しかったです」と初めてのテレビドラマ制作について語った。今後については「来年も“なんでやねん浪人生”になるつもりはないですが、浪人の話は書きたい。大学4年間で自分の筆力を上げてミュージカルにも挑戦してみたい」と豊富を述べた。

『なんでやねん受験生』は、8月30日(日)17時から、CS放送のフジテレビTWOドラマ・アニメにて放送。また、放送直後には、第3回『ドラマ甲子園』の募集もスタートする。詳しくは公式サイトをご覧いただきたい。

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