若手俳優・森下大地『残念な夫。』出演への思いを語る

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フジテレビ系列で放送中のドラマ『残念な夫。』(毎週水曜22:00)で、連続ドラマのセミレギュラー出演に初挑戦している若手俳優の森下大地(16歳)が、インタビューに応じた。

『残念な夫。』は、子どもが生まれてもなかなか父親になりきれない主人公・榛野陽一(玉木宏)が、妻・知里(倉科カナ)からの愛情が冷え込みそうになりながらも、“理想の夫”“最高のパパ”になれるのかを描いた社会派ライトコメディ作品。

森下は、昨年9月期に放送された日本テレビ『金田一少年の事件簿N(neo)』第7話でドラマ初出演を果たし、今作でセミレギュラーとして活躍の場を広げている。今回、森下が演じるのはピアノバーの店員として働き、自身もヴァイオリニストを目指している久保田航役で、ピアニストを夢見る女子高生・細井美香(生田絵梨花・乃木坂46)を支える友人という役どころ。インタビュー前半では、現在の心境や、俳優という仕事への思いを語ってくれた。

<インタビュー>

――初めてのセミレギュラー出演となりますが、これまでと心境の変化はありますか?

僕にとって『残念な夫。』が2作目のドラマ出演ですが、レギュラーという意味では最初の作品になります。まだドラマの現場をほとんど知らないのでとても新鮮です。現場に着くとたくさんのスタッフさんがいて、カメラもあって、“ここで頑張らなくちゃ”という思いがこみ上げてきます。ただ、撮影現場がちょっと遠いので朝が早くて大変です(笑)

――事務所の先輩の玉木さんからは出演にあたりアドバイスはありましたか?

演技のアドバイスではないのですが、学校の話など僕にとって身近な話題でコミュニケーションをとってくださり、すごく緊張がほぐれました。

――演じる久保田航は、実年齢よりも上の役柄になりますが、どのようなことを考えて役に臨んでいますか?

ピアノバーで働くウェイターという役なので、子どもっぽくならないように、シャキシャキした動きを心がけています。今日も玉木さんにメニューを渡すシーンの撮影があったのですが、片手で渡すのは失礼かなと思い両手で渡すようにするなど、20歳に見えるように意識しました。

――事務所の公式サイトの趣味&特技の欄にはテニス、水泳、囲碁、将棋、ヴァイオリン、合氣道と書かれていますが、興味を持ったものには貪欲なタイプですか?

そうですね。5歳の頃病院に行ったときに掲示板に「ヴァイオリンの生徒を募集しています」という張り紙があり、母に勧められて始めました。水泳は、小学1年生のときに学校の水泳検定を頑張りたくて習い始めて。テニスは「テニスの王子様」を読み始めて1年間ぐらいやって、囲碁も「ヒカルの碁」を読んで始めました。

――そんな特技のひとつであるヴァイオリンが、ヴァイオリニストを目指す航という役にリンクしています。生田さんも劇中でピアノを披露されていますが、セッションするシーンなどありそうですか?

もし実現したら嬉しいですね。でも、ミスしてしまうのは嫌なのでそんなに長くは弾きたくないです(笑)

――多くの趣味や特技からもわかるように、これまでにさまざまなことに挑戦されてきたと思います。その中で、俳優を目指そうと思ったきっかけは何でしょうか?

バラエティ番組に出ていた俳優さんたちが、ドラマでは全然違う表情を見せていたことにすごいなと思ったのが、演技に興味を持ったきっかけです。例えば「のだめカンタービレ」で玉木さんが千秋先輩を演じていたときの表情と、バラエティに出演しているときでは全然違う人物だったんですよね。そんな思いがある中で、たまたま友達と一緒に事務所に申し込んだら受かってしまいました。

――バラエティ番組の出演にも興味はありますか?

テレビのバラエティ番組のスタジオとかすごいですよね。『SMAP×SMAP』の「ビストロスマップ」とか見ていて、よくあんな凝ったものを作れるなと思いながら見ているので、いつかバラエティ番組にも出てみたいです。でも、うまく立ち振る舞えるのかな。学校でいじられた時にうまく対応できているので大丈夫だと良いのですが……。このままの自分を出していけたらと思っています。

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