山田裕貴、志村けんさん役に自信!ダチョウ倶楽部・肥後の言葉にも感謝

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12月27日(月)21時から放送される志村けんさんの半生を描いたドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』(フジテレビ系)の取材会が14日、都内で行われ、志村さん役の山田裕貴加藤茶役の勝地涼高木ブー役の加治将樹仲本工事役の松本岳いかりや長介役の遠藤憲一が登壇した。

志村さんがコメディアンになることを決意し、ボーヤ(付き人)としてザ・ドリフターズに携わるところから、見習い時代の修業の日々、1974年にメンバーの一員となってから1990年代までの、想像を絶するような過酷なスケジュールや、人気の裏に隠された挫折と苦悩、葛藤を描く。福田雄一が脚本と演出を手掛ける。

加治将樹、勝地涼、山田裕貴、遠藤憲一、松本岳
加治将樹、勝地涼、山田裕貴、遠藤憲一、松本岳

山田は志村さん役のオファーを受けた時のことを振り返り、「(周囲が)すげえなって声をかけてくれました」と回顧。親交のある初恋タローが、志村さんの残した言葉がたくさん書かれた本を渡してくれたといい、「“これをお守りのように持っておいて”って。僕はお笑いが大好きで、芸人さんをリスペクトしているんですけど、その本に載っている言葉を見て、自分と同じかもしれないということが見つかるだけで、志村さんに近づけた気がしました」とコメントした。

加治将樹、勝地涼、山田裕貴、遠藤憲一、松本岳
加治将樹、勝地涼、山田裕貴、遠藤憲一、松本岳

役作りの上で気をつけたことも数え切れないほどあるといい、「どれだけ皆さんの頭の中にある志村けんに近づけるか、喋り方やコントの時のテンポ、間を工夫しました」と紹介。ドリフのコントシーンの演技は印象に深く残っているといい、「ドリフの実際のコントの動画を見て、このタイミングでこの配置なんだとか、長さんに水をぶっかけるのは何回とか、そういうことも話し合いながらやりました。本物にはなれないけど、みなさんの記憶がよみがえるようなものはできているんじゃないかなって思います。ドリフがよみがえったかのようなドラマになればいいなって思いながら演じました」と自信を見せる。

本作ではダチョウ倶楽部肥後克広とも共演。「僕がカメラの裏で(どう演じようか悩み)うろうろしていたら、肥後さんがスタッフさんを介して、“志村さんもああやっていた”って。“寡黙で、カメラの後ろをうろうろしながらやっていた、だから安心していいんだよ”って。肥後さんの言葉を聞いて安心しました」と肥後の言葉に救われたことを回顧。「コロナで志村さんは亡くなってしまった。こういうご時世、この世界になって、今、苦しんでいる人がたくさんいる。そういう人たちの苦しみのようなものを笑いで吹き飛ばせるものになればいいな」と期待を寄せていた。

勝地涼
勝地涼

勝地は「親戚とかが喜んでくれました。大河ドラマに出て周囲に喜んでもらえた、それ以来の感覚でした。仕事が決まって、周りが嬉しそうにしてくれる役も久しぶりです」と加藤役にやりがいを感じているとのこと。

「僕自身も加藤茶さんは大好きな方。その方をまさか自分がやるなんて。やるからには役者として何ができるかを考えた時に加藤さんのモノマネをするのではなく、加藤さんがどう生きてきたかを丁寧に演じることが大切だと思いました」と話し、山田との共演についても「空き時間に(2人で)いっぱい練習しました。その日々が懐かしいです。全部終わった時に自然と山田君の手を掴んで、掲げていました。それくらい山田くんの頑張りに助けられました」と山田の奮闘をたたえていた。

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