【内藤理沙、「私、意外と駆け引き上手!?」と思った経験…】
――会見では素敵なドレス姿を披露されていましたね。
華やかなドレスを着ますと、気持ちも高揚して背筋も伸びますし、ホステスとして品のある振る舞いをしよう、という気持ちになりますね。
――役作りのために勉強したり、調べたりしたことはありますか?
クランクインの前に、銀座のクラブに連れて行っていただき、勉強させていただきました。そこで働いているホステスの方たちにお話を伺ったのですが、想像していた以上に大変だなと思いました。第一印象は、「なんてキラキラしていて華やかな世界なんだろう」と思い、憧れる部分もありますが、実際は、朝起きたらまずニュースを見て、新聞や本を読み、いつでも美しくあるために美容も心がけて。夜はお仕事で、その後にアフターなどで、バーやカラオケに行くそうで……。また、お休みの日だからこそお客様と食事に行くこともあるとおっしゃっていました。表面は華やかな世界ですが、陰ではそれ以上の努力と気遣いをたくさんされていて驚きました。
――すべてが接客につながっているんですね!
はい。お話を聞いていると、「自分の時間はあるのかな?」と思いました。でも、当然かもしれませんが、お客様の前ではそういう大変さは微塵も見せず、素敵な笑顔でお話されていて。普通の営業時間内にお店にお邪魔したのですが、特にお客様との距離感はすごく勉強になりました。近すぎず遠すぎず、絶妙な距離感で接客されていらっしゃるな、と思いました。
――ドラマのポイントでもある「駆け引き」にちなんで、「私、意外と駆け引き上手だな」と思った経験はありますか?
家族で韓国に旅行に行ったとき、市場ではお値段を交渉して買い物を楽しめると聞いていたので、お店の人とのやりとりで、「それは高いよ。じゃあ他のお店行こうかな?」と交渉をしてみたら、「じゃあ、おまけをつけるよ」とサービスをしていただきました。そんな感じで買い物を楽しみました(笑)。
――この先、内藤さんが楽しみにしているシーンは?
すみ江に関しては、仲居のときは地味に演じましたが、ホステスになってからはガラっと変えていこうと思っています。私生活で“誰かを裏切る”ということは、そんなに起こり得ないので、今回のお芝居では、“裏切る”ときは思いっきりやらせていただきます(笑)。なので、今までにない悪女の“内藤理沙”を出せたらと思います。
――最後にメッセージをお願いします!
この先まだまだいろんなことが起こります。男と女、そしてお金を巡っての駆け引きや、裏切り、実はどういう思いをして、こういうことをやってしまったのかなど、そういう人間模様を楽しんでいただけたらと思います。