| #00 今週のインタビューゲストは永作博美さん。 |
| #01 『四つの嘘』の脚本を読んで |
| #02 詩文というキャラクターについて |
| #03 詩文を演じる役作りとは |
| #04 4人のキャラクターは? |
| #05 人生の折り返し点“アラフォー(Around40)”の心理 |
| #06 ドラマのキーワードは「嘘」 |
| #07 『四つの嘘』の今後の見どころ |

「嘘」をキーワードに、タフな4人の女性の生き様を、ウイットに富んでユーモア溢れた展開で描き出す『四つの嘘』。世間一般には、悪いイメージに捉えられている「嘘」を、永作さん自身はどのように思っているのでしょうか?
--このドラマの中で「嘘をつかなきゃやってらんないよ」という言葉がありますが、共感できる部分はありますか?
うーん、ありますね。やっぱり、全部本当のことを言ってしまうことで反対に傷つけてしまうこともあるので、嘘によって大切な人を傷つけないようにするっていう意味では共感できます。
--大切な人を傷つけないための嘘は必要……。
そうですね。言ったほうがいい場合はもちろん言って、それを受け取る相手が「傷ついた、ひどい」と思うかもしれないけど、でも言う側はこの人に必要だと思って言ってることなので、それは別の考え方になるんじゃないかな。たとえば「すごい可愛いでしょ、コレ」って言われた時に、「別にそうでもない」と正直に応えてもいいけど(笑)、「そうだねー可愛いねー」って言えば、相手もニコニコしてくれる、それでいいじゃないですか(笑)。嘘って……、そんなことでしょ?
--相手のことを思えばこその、小さな嘘は必要ということですね。
そうですね。「別に本当のこと言う必要ないでしょ、今」っていう程度のものだと思うんですけどね。でも今回の4人は全部本当のことを言っちゃうから、もうぐちゃぐちゃになっちゃって。コップの水をかけてまで言い合いますからね(笑)。
--友達と言いながらも相手の不幸を喜んだり、優越感を持ったり、このドラマにはそういう人間感情がたくさん出てきますが、そういうズルさや残酷さについてはいかがですか?
昨日もちょうどそんな話題になったんです。ニコニコしながら話している時、実は相手の顔のシワを見てて(笑)、「自分はまだ大丈夫」みたいな優越感に浸る時があるっていう話なんですけど、「やっぱり女の人ってそうなのかなー」って聞いていました。ズルいと言えばズルいんですけど、でもその人が優越感を持つことで楽しくいられるのだったら、それもいいんじゃないかとも思います。その反面、今回のドラマみたいに、相手にまともに感情をぶつけて喧嘩になったとしても、その後、前に進むキッカケになるとも思うんです。会社やご近所付き合いで、いざこざを起こしたくないからみんな引いてる、でもストレスはたまっていく訳で……。悪意がなければ、私は言ったほうがいいんじゃないかと思います。実際は難しいですけどね。

40代に突入した4人の元クラスメイトたちの、女の嘘と本音をリアルに綴った大石静の傑作長編小説がついにドラマ化!どこの家庭にも秘密がある。時には残酷な、毒のある嘘がある。そんあ女性たちの滑稽な人生を、サスペンスタッチに描く大人の辛口ドラマ。