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丑三つ時ニュース

近い将来、あの「アトム」が現実のものになる??

2008年1月22日

 日本が誇る漫画家、手塚治虫の代表作に「鉄腕アトム」という作品がある。主人公のアトムはロボットだが、人間と生活を共にし、自分の感情を持ち、まるで人格を持っているような存在。戦後の日本人は、漫画・アトムの登場以来、あの鉄腕アトムが現実のものとなることをずっと夢見ていたと言っても過言ではない。

 そんな中、アトムの実現にまた一歩近づいたことを予感させるニュースが飛び込んできた。早稲田大学の研究グループが「TWENDY-ONE」というロボットを開発したというのがそのニュースだ。このロボット、冷蔵庫から調味料を取り出してお盆で運搬したり、寝たきりの高齢者が身体を起こすときに支えとなったり、トーストをお皿に乗せたり、といった人々の日常生活の支援が可能なロボットなのだ。机に無造作に並べられたストローを人間に渡すような、人間には簡単な行動でも機械にはまだ難しいような作業を自然にこなす。ロボットを開発した早稲田大学総合機械工学科教授の菅野重樹さんにお話をお伺いした。

「『TWENDY-ONE』の開発には7年かかりました。一番苦労したのが、コンパクトなデザインを保ちつつ、いかに様々な機能を搭載するか、といった問題です。魅力は動きの巧みさと力強さです。また、人間と優しい触れあいができる安全性などは現在の技術では世界でもトップレベルだと思います」(早稲田大学教授/菅野重樹さん)

 例えばこの『TWENDY-ONE』に期待される役割として、高齢者の介助が挙げられる。もちろん介護のすべてをロボットで、とはいかないが、来る高齢化社会に、介護の現場での強力な助っ人になってくれることは言うまでもない。

「TWENDY-ONEには介助という役割だけでなく、例えば工場などの作業を人間の代わりに行うロボットとしての普及も考えられます」(同)

 少子高齢化社会に向かっている日本。労働の現場や生活の現場で、このロボットが大いに活躍する日はそう遠い未来ではないのかもしれない。アトムの夢は、いまだ夢の途中だ。(UNGLER.DOGATCH編集部 T)

■関連リンク
TWENDY-ONE…
文中で紹介した早稲田大学菅野研究室によるTWENDY-ONEオフィシャルWebサイト
http://twendyone.com/index.html

画像提供/早稲田大学菅野研究室

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