
2007年12月24日
毎年12月初めに発表される「流行語大賞」。もともとは84年に「現代用語の基礎知識・選/日本新語・流行語大賞」としてスタートしたものだというけれど、一体どのような賞なんでしょう? 『現代用語の基礎知識』編集長の清水さんに聞いてみました!
「1年の間に発生した様々な“ことば”の中で、軽妙に世相をついた表現とニュアンスをもって、広く大衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語を選ぶ。また、同時に“ことば”に深くかかわった人物・団体を顕彰しているものです。メディアの方に“今年の世相を映す言葉は?”と聞かれる機会が増え、半ば冗談で“流行語大賞”と名付けて記者会見したのが始まりなんです」(同)
選考方法は、まず初めに『現代用語の基礎知識』掲載用語の中から上位語が候補材料として選出。そこから藤本義一氏(審査委員長)をはじめとする『現代用語の基礎知識』編集長ら審査委員会によって、60のノミネート語・トップテン(受賞語)・年間大賞語が決定されるのだとか。
ここ十数年で大賞を受賞したのは、「イナバウアー」「品格」「小泉劇場」「想定内(外)」「マニュフェスト」「なんでだろう~」「タマちゃん」「聖域なき改革」「おっはー」「IT革命」「だっちゅーの」「失楽園(する)」「メークドラマ」「同情するならカネをくれ」「がんばろうKOBE」など。清水編集長がもっとも“流行った”と感じるワードは・・・?
「パッと思いつくのは89年受賞の“セクハラ(セクシャル・ハラスメント)”でしょうか。最近は60、70年代に比べると価値観や趣向が多様化し、大衆的な流行語やメガ流行語は生まれにくくなったと思います」(同)
ちなみに今年大賞を受賞したのは「ハニカミ王子」と「(宮崎を)どげんかせんといかん」。トップテンには「そんなの関係ねぇ」「食品偽装」「(消えた)年金」「どんだけぇ~」「ネットカフェ難民」などお馴染みのワードが入ったけれど、今年特有の傾向って?
「一般の方の印象にも強く残る言葉が多く、収穫豊富な年。でも、実は不祥事や醜聞にからんだ用語が多く、全体的に世の中が“決していい状況ではない”ということが反映されていたと思います。ただ、そう悲観的なムードでもなく、ポジティブな熱気も感じられました」(同)
ん~、“いい状況でない”といえば、先日「日本漢字能力検定協会」が発表した「今年の漢字」は『偽』でしたよね・・・。来年は良い年になりますように!
(UNGLER.DOGATCH編集部 A)
■関連リンク
流行語大賞…文中で紹介した「流行語大賞」のWebサイト
http://singo.jiyu.co.jp/index.html
自由国民社…文中で紹介した「現代用語の基礎知識」を発行する自由
http://www.jiyu.co.jp/
画像提供/株式会社タカラトミー
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