
2007年12月17日
日常よく使う道具やアイテムに、ふと見かける「G」のマーク。ご存知のとおり「グッドデザイン賞」を与えられたモノへの称号ですが、このマークがついてるだけでそのモノへの信頼感や安心感が、グッと高まるような気がしません?
「グッドデザイン賞」というと、便利なものやセンスのいいものについているイメージがあるけど、一体だれがどんな基準で、どんな風に決めているのでしょうか? そこで、事業を主催する日本産業デザイン振興会に聞いてみました。
「審査は応募者から提供される基本的な情報をベースに一次審査(書類審査)を行い、それをクリアした対象が二次審査へ進みます。二次審査は東京ビッグサイトに現品を集め、それらを実際に見ながら評価。建築や巨大なスケールの製品など持ち込めないものは、現地に出向いて確認することもあります。そしてこの二次審査をクリアするとグッドデザイン賞受賞が決定します」(日本産業デザイン振興会/秋元淳さん)
さらに二次をパスした作品のうち、デザイン分野の可能性を大きく広げるポテンシャルを持ったものなどに特別賞という評価が与えられ、この特別賞に選ばれた中のうち1点に最高賞である「グッドデザイン大賞」が与えられるのだそう。ちなみに審査委員は、第一線で活躍するデザイナー、建築家のほかデザインに関わりの深い分野のジャーナリストやマーケッターなど。委員の選出は、デザイン分野の動きや社会の傾向、マーケットの動向などさまざまな要素をふまえて決められているとか。
評価の基準はネーミングのとおり、“身の回りのあらゆる領域から良いデザインを見つけ出す”こと。その領域のなかには、たとえば医療関係や防犯・防災関連の分野など、「こんな分野のものまで?」と思えるものも存在するそう。
「一見“グッドデザイン”とは結びつかなさそうなものでも、そのジャンルがより発展して社会に役立つことに貢献できるデザインであれば評価対象になります。逆に、有名なデザイナーやブランドの作品=グッドデザインという評価は一切なく、一部のデザインフリークだけにもてはやされるような作品に対して『グッドデザイン』と評価することもありません」(同)
確かに、これまでの受賞作品の数々を見てみると2000年に「明和電気」が人として初の受賞を受けていたり、2007年には3D仮想世界「セカンドライフ」までがノミネートされていたりとびっくり! なぜ仮想世界がグッドデザイン!?
「『セカンドライフ』は世界で急激にユーザーを増やし、有名企業をはじめ政府組織の参加も多く、新しいウェブ仮想社会のスタンダードになっています。ウェブ社会とリアル社会をつなぐ仮想空間の試みとして今後の展開が期待されることと、先進性、仮想世界としてのデザインを含めたコンテンツの完成度などが総合的に評価されました」(同)
なるほど~、グッドデザインって、形ある「モノ」だけじゃなく、こんなジャンルにも与えられるんですね。ちなみに応募は、国内外の企業はもちろん、個人でも可能とのことなので、デザインやモノづくりに自信がある人は、次回応募してみてはいかが? (UNGLER.DOGATCH編集部 S)
■関連リンク
Good Design Award…文中で紹介した「グッドデザイン賞」の公式Webサイト
http://www.g-mark.org/
画像/筆者のケータイ「au MEDIASKIN」もグッドデザイン賞受賞作品
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