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丑三つ時ニュース

日本の馬力は元世界一!? 「馬力」について、深く考えてみた

2007年8月8日

 2007年6月、 “二輪車の最高出力を100馬力に抑える”という日本自動車工業会の自主規制の廃止を国土交通省が受理したというニュースをご存知? これは二輪車による交通事故の死傷者が減少傾向にあることを受けての対応なのだそう。二輪車の自主馬力規制は上限値の100馬力のほか、400CCクラスの53馬力、250CCクラスの40馬力など、排気量別に10種類あるが、すべて廃止される方向なのだとか。

 ところで自動車の出力を表すとき以外でも、「馬力」って言葉、たまに聞きますよね。あの『鉄腕アトム』のパワーだって “100万馬力”と、馬力で表すしね。強ェーッ! (ちなみに『アトム』のオープニングテーマでは「10万馬力」と言われていますが、プルートゥとの対決時に「100万馬力」に改造されたよ) そんなことはさておき、この「馬力」って、いったい何基準で作られた単位なんでしょ? 文字通り、馬の力を基準に作られた単位なんだが、馬の力にも個人差(個馬差か?)があると思うけど・・・。とりあえず「大辞泉」(小学館)で調べてみると、こんな記述が。

「仕事率の単位。1馬力は、75キログラムの物を毎秒1メートル動かす力。仏馬力では735.5ワットで、(省略)英馬力では746ワットで、(省略)馬1頭当たりの工率に由来」(「大辞泉」より一部抜粋)

 どうやら日本・フランス・イギリスと、1頭の馬の力量が異なる模様。予想通り、個馬差があるみたいですね。ちなみに旧計量法では日本は、1馬力を750ワットと換算していたが、99年施行の新計量法で仏馬力を採用するようになったんだって。だからグーグルで「仕事率の単位換算」をすると、「1馬力=745.699872ワット」(四捨五入で746ワット)と出てくる。いずれにせよ、その昔は日本のお馬さんが一番力持ちだったってことですよね!? 日本人としては、鼻高々です。

 がしかし、そんな喜びもつかの間、財団法人日本自動車研究所のホームページを見てみると、各国の馬力の違いは「フランスの馬が痩せていて力が足りないとか、イギリスの馬は力があるとかいうことではなく、人間が便宜上設定した単位ということ」になるそうな・・・。そんなオチなら、紛らわしいから世界で統一してよ!

 ちなみに「馬力」が「ワット」で換算されるのは、国際単位系における仕事率/工率の単位が「ワット」だから。「馬力」は併用単位にもなっておらず、マイナーな単位なのだ。「馬力」という単位を考案したのは、自分の名前「ワット」が単位になっちゃった人で、蒸気機関を発明した人、ジェームズ・ワット本人なのにね。(UNGLER.DOGATCH編集部 E)

■関連リンク
財団法人日本自動車研究所「ちょっと一服/馬力とワット」…「馬力とワット」について解説したWebサイト
http://www.jari.or.jp/ja/kenkyu/wadai-ippuku/ippuku-050303.html

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