

歩き疲れ、水は尽き、感じたままに不平を言う悟空が売ったケンカを、買う悟浄と八戒。
いさめる三蔵。いつもながらの一行は、巨大な墓とそのもとへ駆けて来た大騎馬隊、それを率いる美しい少女に出会う。そして小さな町を見つける。
“虎誠(フーチェン)”というその国は、三蔵を求めていた。驚く一行を、赤いマントに身をかくした挙士が襲う。正体は先ほどの美少女、王女・玲美であった。王宮で三蔵を待っていたのは、2匹の亀。呪いにより姿を変えられた、王と王妃だという。玲美は一行に妖怪退治を依頼する。
かつて“虎誠”は、緑豊かな森と水源に囲まれ富み栄えた国だった。しかし突然現れた金角と銀角によって一変したのだ。奴らは緑と水をたった一日で砂漠にし、王と王妃を亀に変え、すべてを奪った。“虎の民”と呼ばれた勇敢な国民も、あまりの力に立ち向かう勇気を失ってしまう。
玲美は一行を引きつれ、金角と銀角がいるという臥龍山(がりょうざん)へと向かう。