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映画『サイドウェイズ』×テレビドガッチ企画vol.1 日本のワイナリーを訪れる ~カベルネ・ソーヴィニョン編~

映画『サイドウェイズ』の劇中で主人公と並ぶほどの存在感を放っているワイン。映画を観て、ワイナリーに足を運びたくなった人のために、身近でナパの風が感じられる日本のワイナリーをご紹介! 第一回目は、映画の登場人物、田中麻有子(鈴木京香)が大好きな、カベルネ・ソーヴィニョンを栽培するワイナリーにご案内します。

麻有子が好きなカベルネ・ソーヴィニョンって?

主人公の斉藤道雄(小日向文世)がかつて恋した女性・田中麻有子(鈴木京香)。20年後に再会した彼女は、単身カリフォルニアワインの聖地ナパ・バレーに渡り、ワイナリーで働きながら自分の生活を確立してきた意志の強さを持つ女性。そんな彼女が好きだというワインが「カベルネ・ソーヴィニョン」。赤ワインの代表ともいえるこの品種は、現在、世界で最も広く栽培されているブドウ種のひとつ。どんな地であれ、しっかりと個性を主張するのが最大の特徴で、タンニンが豊富で力強い味わい。長期熟成に適していて、年数をおくほどに、芳醇でスパイシーな香りが増し、華やかな味わいへと変化していきます。強さとしなやかな質感をあわせ持つカベルネ・ソーヴィニョンに、麻有子は自分を重ねて見ているのかもしれません。

「カベルネはどこの土地にいっても、ちゃんとカベルネの味を保ってるでしょ? カベルネ自身の味を主張してる――強情なのね」。
▲麻有子は、カベルネの力強さが好きな様子。

カリフォルニアの代表品種であり、日本でも栽培されている

カベルネ・ソーヴィニョンの発祥地は、フランス・ボルドー地方。そのボルドーに次ぐ世界的な産地がアメリカ・カリフォルニアです。なかでもナパ産のカベルネ・ソーヴィニョンは“赤ワインの王様”と呼ばれるほど高品質。もちろん日本でも栽培され、山形から九州まで広く育てられているブドウ種です。特に今年100周年を迎える「サントリー登美の丘ワイナリー」は、いち早く欧州品種を手がけた先駆者的存在であり、赤ではカベルネ・ソーヴィニョンを主軸に栽培。国際コンクールでも高く評価されるワインを生み出し、世界でもその名を知られる名ワイナリーです。

黒ブドウの国際的品種であるカベルネ・ソーヴィニョン。実は皮が厚く、作られるワインはタンニンを豊富に含むため、長い熟成にも耐える。

上質なひとときと味わいを提供する「サントリー登美の丘ワイナリー」

ブドウの名産地である山梨の北登美高原にある「サントリー登美の丘ワイナリー」。南には富士山、眼下には甲府盆地という広大な自然に囲まれた畑でブドウを栽培しています。南斜面で日当たりが良いうえ、少雨地帯。しかも標高が高いため、昼夜の気温差が大きく、ブドウを育てるには申し分ない条件の場所です。この地で育ったカベルネ・ソーヴィニョンは、色が濃く、糖度も高いといわれ、中でも「登美」や「登美の丘(赤)」は、その深い味を感じることができる代表的なワイン。現在は、カベルネ・ソーヴィニョンで有機栽培にチャレンジするなど、新しい取り組みにも意欲的です。ここでは映画のように、5種類のワインの飲み比べや、テイスティングが楽しめる「登美の丘テイスティングセミナー」(有料)も実施中。さらに、登美の丘でワインができるまでの製造工程を案内してくれる「ワイナリーガイドツアー」(無料)も用意しています。そのほかにも、ワインと料理のマリアージュが楽しめるレストランやワインショップなどの施設も充実。休日のひととき、ぜひ足を運んでみては。

写真上:自家ブドウ園で、赤はカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロ、カベルネ・フランなど、白はシャルドネやリースリング・フォルテなどが栽培されている。
写真中:ワイナリーイチオシの「登美の丘(赤)」。2006ヴィンテージは秀逸。
写真下:ワインの魅力を体感できるテイスティングセミナーの様子。

「サントリー登美の丘ワイナリー」

住所:山梨県甲斐市大垈2786 tel:0551-28-7311
HP:http:suntory.jp/tominooka
交通:電車の場合/JR中央線「甲府駅」、「韮崎駅」よりタクシーで約25分、JR中央線「竜王駅」、「塩崎駅」よりタクシーで約15分 車の場合/中央自動車道「甲府昭和IC」より約25分、「韮崎IC」より約20分

ツアー内容

●ワイナリーガイドツアー(無料、要予約)

開催日:年末年始・水曜日をのぞく毎日
案内時間:10:00~最終回15:00(1時間ごと)
所要時間:約30分

●登美の丘テイスティングセミナー(有料、要予約)※20歳以上

開催日:毎週土日祝11:30~、14:30~
所要時間:約60分
参加費:¥1000(税込)
※予約は電話、またはHPで。
※開園100周年を記念したイベントも随時開催中。詳細はHPにて。

Column 失敗しない!! ワイナリーテイスティング・マナー

ワインとの出会いの場であるワイナリーのワインテイスティング。ここで酔っぱらってしまうのはいちばんのタブー。そんなことにならないためのマナーを伝授します。

●テイスティング前に刺激物は避けよう

テイスティングは、ワインの繊細な味や香りを楽しむもの。刺激の強いものやガム、たばこなどは味覚・嗅覚が麻痺するので、避けた方がいいでしょう。香水も控えめに。

●試飲の順番は、白から赤が基本

順番は基本的に軽めの白ワインから重い赤ワインへ。通常はスタッフが順番を守って、注いでくれますが、自分で指定して飲む際は覚えておきましょう。

●お酒が弱いなら、口に含んだら吐き出す

必ずワインを試飲する際に、吐き出す壺「スピットゥーン」が準備されています。味が好みではない、お酒が強くないという人は口に含んだものをここに吐き出しましょう。

●会話が大切。感じたことは伝えよう

黙って試飲してもつまりません。せっかく目の前でスタッフがサービスしてくれるのですから、感じたことは話し、些細なことでも疑問に思ったら、質問しましょう

● 気に入ってもおかわりはタブー

テイスティングはドリンキングではありません。ワインを楽しみ鑑賞するものであり、おかわりのリクエストはNG。気に入ったワインは、ボトルで購入するのがスマート。

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