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映画『アマルフィ 女神の報酬』で旅するイタリア世界遺産

世界遺産の登録数で世界一を誇る、歴史ある都市・イタリア。7月18日(土)より公開の映画『アマルフィ 女神の報酬』は、日本映画史上例のないオールイタリアロケを敢行しました。ロケ地として登場する場所は、タイトルにもあるアマルフィ海岸や歴史的建造物が数多く残るローマ地区など。その壮大で美しい景観がスパイスとなり、今までにない圧倒的な映像美が楽しめるサスペンス大作『アマルフィ 女神の報酬』。今回は劇中を彩った、イタリア世界遺産の数々をご紹介します。

アマルフィ海岸

ギリシア神話の英雄ヘラクレスが、愛する妖精の死を悲しみ、世界で最も美しい場所に亡がらを埋め、その町に彼女の名前を付けたと言われるアマルフィ。イタリア南部の、地中海に面したこの町は、その景観美を後世まで残し1997年「アマルフィ海岸」として世界遺産に登録されました。ふりそそぐ太陽と紺碧の海、断崖絶壁に建つ色とりどりの家並み。コントラスト鮮やかな美しい景観は世界中のセレブリティを魅了し、現在はイタリア屈指のリゾート地として人気を集めています。

中世の海洋貿易で発展

ナポリから車で約2時間、冬期以外はナポリから船でも訪れることができるアマルフィ。特に船ではリアス式海岸に点在する集落と切り立った岸壁が一望でき、町が持つ力強さや美しさを体感することができます。
アマルフィがイタリアで存在感を発揮していたのは中世の頃。ベネツィアが繁栄する以前はここが地中海貿易の中心となり、イスラム諸国や中国などとの交流を盛んに行ってきました。町のそこかしこにはアラブの影響を受けたタイルやモザイク装飾の建物などが残り、多文化を取り入れながら発展したアマルフィの歴史を見ることができます。

町のシンボル、大聖堂・ドゥオモ

アマルフィの中心部にあり、海岸線を見下ろすようにどっしりと構える大聖堂・ドゥオモ。正式名称は聖アンドレア教会といい、10世紀に建てられました。護聖人・聖アンドレアに捧げられたもので、今も地下には同聖人の遺骨が眠っています。壁面は白と黒のしま模様で、随所にモザイクなどの装飾が施されアラブ様式の影響が伺えるエキゾチックな建物です。その教会の下には町のオアシス、ドゥオモ広場があり、映画『アマルフィ 女神の報酬』のロケも行われました。

大きく芳香なレモンが名産

アマルフィの海岸線にある国道163号線は、別名レモン街道と呼ばれ、道路脇の断崖にはレモン畑が連なります。平野のない厳しい環境ながら、山の斜面に畑を作り丁寧に育てられたレモンは他地域のものより倍近くの大きさで、先がきゅっと尖っているのが特徴。皮自体が甘く、名物酒「レモンチェッロ」はその皮だけをアルコールに浸して作ったもの。清々しいレモンの香りとすっきりとした苦みのバランスが素晴らしく、世界中で愛飲されている食後酒です。地元ではレモンに塩だけを付けて食べる(!?)という面白い食べ方もあるそう。アマルフィ産レモンを入手したら、一度お試しあれ!

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