万年反抗期?女子大生が初めて知った誕生秘話と父親の深い愛情:家、ついて行ってイイですか?(明け方)

公開: 更新: テレ東プラス

4月29日(月)に放送した「家、ついて行ってイイですか(明け方)」(毎週月曜深夜)では、東京・新宿駅前で出会った父親と暮らす女子大生のお家について行きました。

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夜の新宿駅東口。仲良く歩いていた女性2人組に声をかけました。お家に珍しい物はないか尋ねると、「鉛筆の芯とかを集めている」という意外すぎる返事が。その数はなんと1000本! これはぜひ見せてもらいたいということで、「家、ついて行ってイイですか?」と交渉。OKをもらえたのでタクシー代をお支払いして、千葉県内にあるお家について行くことになりました。

【動画】乃木坂46の握手会に並ぶ父。母のいない反抗期娘が知った父の深い愛情

ゆみのさん(22歳)は大学4年生。お母さんは10年ほど前に他界し、現在お父さんと2人で暮らしているとのこと。ゆみのさんが一度部屋を確認するため、玄関で待つことに。30秒後、入れ替わりでお父さんのみつるさん(62歳)が登場。「どうぞ!どうぞ!お入りください。ごめんなさい、寒いのに」と深夜0時前にもかかわらず、快く出迎えてくれました。記事画像
築29年の4LDK。玄関に入ると廊下の壁の両面に乃木坂46のポスターが! ゆみのさんは大ファンだそうで「握手会で券と交換していたんです」と推し活事情を明かします。

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突然の訪問にもかかわらず、みつるさんは温かいコーヒーとお菓子でおもてなし。すると、その様子を見ていたゆみのさんは「ホテルマン過ぎて」とツッコミます。なるほど、急な来客への対応を完璧にこなせるのも納得です。しかしもともと優しいお人柄でないとここまでは…ごちそうさまです!

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本棚には乃木坂46の写真集がずらっと並んでいて、中には未開封の物も。メンバーの生写真コレクションは「5枚ランダムセットで1000円ちょっと」だそうで、ゆみのさんが握手会に行っている間にみつるさんが並んで買ってくれたそうです。「グッズ列に並ばれた?」と番組スタッフが驚くと、みつるさんは苦笑いしてうなずいていました。

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収集した鉛筆の芯を見せてもらうために、ゆみのさんのお部屋にお邪魔しました。「芯・小鉛筆・消しカス」と、きれいな字で書かれた整理棚の引き出しを開け、集めた大量の鉛筆の芯を公開。想像以上の多さに驚くと、「収集癖があって捨てられない」とゆみのさん。引き出しに書いてあるのはお母さんの字だと明かします。

生前はお母さんが使っていたというみつるさんの寝室にも案内してもらいました。みつるさんは妻・かずみさん(享年57)が一番気に入っていた写真として、幼少期のワンピース姿のゆみのさんを披露。なんとゆみのさんが着ている服は、お母さんの手作り! ゆみのさんは「知らなかった!」と驚きます。

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亡くなる前のかずみさんについてみつるさんが説明してくれました。「最初は乳がんが見つかって。骨に転移して、脳に転移して」、最終的に髄膜にも転移。「手のつけようがないって言われて」、その後1カ月半で他界したといいます。

ゆみのさんは、みつるさんが40歳、かずみさんが44歳の時に誕生。44歳で初産と、高齢出産にあたるため「本当に命をかけて産んだ」と、みつるさんは振り返ります。

父と娘の2人暮らしになってから生活は一変。みつるさんは慣れない家事で睡眠不足に悩まされたといいます。当時は朝シャワーを浴びながら洗濯、朝食とゆみのさんのお弁当を用意してから出勤。帰宅したら洗濯物を取り込み、掃除、夕食の支度をするというハードな日々。寝るのは深夜0時で朝起きるのは朝4時半という生活でした。

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キッチンには、かずみさんが作ってくれたというボロボロのカーテンがかかっています。「どうしても捨てられなくて」と、みつるさん。リビングの配置も変えられないと続けます。
また、街なかで親子3人で歩いている姿を目の当たりにすると、「その状況を見るのがすごくつらい時期がありました」と本音も。

握手会に付き合うなど、普段から仲良し父娘なのかと思いきや、会話はないと声を揃えます。ゆみのさんは自分のことを「万年反抗期」だと言って笑い、「“ありがとう”も別に言わない」。あまり本音で話すこともなく、リビングで過ごすことも一緒にご飯を食べることもないと明かします。しかし、みつるさんの思いを聞くうちに、ゆみのさんの表情には変化が…。

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