気象予報士が衝撃の暴露「スマホを見て天気予報をしている」

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気象予報士の森田正光が、12月14日に放送された『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京系、毎週木曜24:12~)に出演。天気予報の裏側を明かした。

気象予報士の資格を取得するのは非常に難しく、試験の合格率は100人中で4~5人。そんな難関試験を突破して気象予報士になった森田に、MCの河本準一が「天気図を見て予想しているんでしょ?」と一般的なイメージをぶつけると、森田は「今は……こんなこと言っていいのかな」と躊躇。意を決し、「天気予報って我々ほとんど出していないです」と衝撃の一言を発し、さらに「スマホ1台あれば、全部天気予報が出てくるんですよ」と暴露した。もう一人のMC・華原朋美が「テレビの天気予報よりもスマホの方が当たっている」と辛辣な意見を述べると「その通りですよ」と認め「スマホの天気予報を見て我々は(予測を)やっているんだから」と話し、スタジオを驚かせた。

しかし、これには事情があるそうで「誤解なきように言うと……天気予報というのは、世界中から集めたデータを気象庁のスーパーコンピューターに入れて計算するわけです。その結果というのは、人間の入る余地がないくらい良くできている。そのデータを受け取り、多少の誤差を改めるのが我々の仕事です」と述べた。各局で微妙に予報が違うのは「会社によって統計の仕方が違っているから」と理由を語り、各気象予報士が独自に解釈して伝えるためだと言う。

また、夕方の天気予報が外れることがあるのには理由があるのだそう。「初期値というのがあってデータが新しいほど当たるんですよ。ということは、時間が近いほど当たりやすくなる。夕方の天気予報って翌日の天気予報をやらないといけないじゃないですか。朝の天気予報は9時で(予測するのは)12時。3時間しか誤差がない。でも18時に予測すると、翌日の9時で、10数時間経っているでしょ。その時間の差です。だから朝の方が有利なんですよ!」と力説していた。

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