『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』主演の石橋静河、東京ジェムストーン賞

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11月3日(金・祝)に開催された「第30回東京国際映画祭クロージングセレモニー」にて、石井裕也監督最新作『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』主演の石橋静河が、本年度から新設された「東京ジェムストーン賞」を受賞した。

国内外多数の招待ゲスト、報道陣が集まるなか、受賞を待ちわびる緊張感が漂う独特の雰囲気のなかでスタートしたクロージングセレモニー。「東京ジェムストーン賞」とは、同映画祭が掲げたビジョンのひとつ<映画の未来の開拓>に沿って宝石の原石のような輝きを放つ若手俳優を見出し、その輝きを増す一助となることを目的として新設された賞で、記念すべき第1回目は石橋ほか、『勝手にふるえてろ』松岡茉優、『アケラット ロヒンギャの祈り』ダフネ・ロー、『マリリンヌ』アデリーヌ・デルミの4名に贈られた。

自分の名前を呼ばれて石橋は、青を基調としたドレスを身にまとい、やや緊張した面持ちでステージに登場。会場に向け深く頭を下げ、トロフィーをしっかりと受け取ると、「このような賞をいただくことができて、本当にうれしく思います。わたしはお芝居を始めてまだ日が浅いのですが、出会う人や出会う作品、このような機会などに本当に恵まれていて、幸せに思います」と真っ直ぐな眼差しで受賞の喜びをコメントした。

石橋は、4歳からクラシックバレエをはじめ、2009年にボストン、カルガリーにダンス留学後、2013年に帰国。映画や舞台で俳優としての活躍の場を広げ、2017年には『PARKS パークス』(17)や、『うつくしいひと サバ?』(17)などが続々と公開。今後が期待される注目の新人女優だ。映画初主演となる本作での受賞した喜びもひとしおで、「これからも努力をすることを忘れずに頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えた。

『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』は、現代詩集としては異例の累計31000部を売り上げた、最果タヒによる『夜空はいつでも最高密度の青色だ』を映画化。石井監督が詩をドラマとして表現することに挑戦し、国内、海外多数の映画祭に出品され話題となった。なお、ブルーレイとDVDは今月15日(水)に発売、DVDレンタルも同時に開始される。

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